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静音
エイル「ウィガルさんたち……すごい……」
ウィガルとラーニャが熱い口づけを交わしている頃から二人は覗いていた。
自分たちでは真似できないような激しい責めと、見ただけでも頭に血が上る刺激的な行為。
ただのキスなどではなく、もっと淫らで汚らわしいキス。
シア「エイルちゃん……ねぇ、私達も」
エイル「シアちゃん……」
すっかりその行為から熱をもらってしまった二人は、扉の前で互いの下腹部を弄り合い始めた。
僅かな扉の隙間から視線を外すことなく、しかし手だけはしっかりと濡れた場所に這わせていた。
そしてどちらからでもなくその指は中へと侵入を始め、熱を帯びた狭い空間をひたすらに掻き回していた。
粘り気のある水滴が無数に床に垂れることも気に留めず、声を殺したままの慰め合いは続いた。
シア「エイルちゃんっ……私、もう……っ!」
エイル「シアちゃん、ダメ。……静かにしないと」
エイルがシアの下腹部から指を引き抜くと、すっかりとその指はふやけてしまっていた。
シアの体液でべっとりとした手を舐めて綺麗にすると、エイルの下腹部をまだ弄っていたシアの手を引き抜いた。
そしてその手も自らの口で丁寧に舐め上げた後、子供らしくない妖艶な笑みを浮かべながらシアの唇を奪った。
含んでいた体液を全てシアの口へと移すと、エイルはさっさと口を離してしまった。
エイル「……飲んで」
喉を鳴らさずにゆっくりと渡された体液を嚥下するシアの様子を見ながら、エイルは再びシアの下腹部に手を伸ばしていた。
シアは少し体を反応させながらも、その手を自らの腰を動かすことで迎え入れた。
エイル「シアちゃん……好きだよ……」
空いた片手で優しく押し倒すと、自分の指をシアの奥深くへと潜り込ませた。
いきなりの激しい責めで声を漏らしそうになっていたが、歯を食い縛ってそれをなんとか押し止めた。
シア「エ、エイルちゃん……?」
エイル「ごめんね、我慢できないのは私の方みたい」
エイルは指を入れた状態のまま体を回転させて、シアの顔に強く自分の濡れた部分を押し付けた。
鼻の突起を上手い具合に利用し、エイルの小さな突起物を引っ掛けるように擦り続けた。
満足に呼吸も出来ずに苦しがるシアであったが、それでも拒絶することなく受け入れていた。
エイルは自分だけでなく、シアの小さな突起物を甘噛みして、熱く濡れた部分にはさらに指を追加して掻き混ぜるように責め続けた。
ウィガルとラーニャの行為が終わった後も、しばらく二人は求め愛し合っていた。
年内最後の更新です。
メインはウィガルとラーニャなので、こちらは薄めになっております。
薄めといっても体液交換と顔面騎乗なので、どうなのかというところですが。
次回以降は新キャラ2人を追加していく予定です。
ヤンレズが満を持しての登場。
それでは、来年も良いお年を。
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