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えるえふ 作者:狂風師という名のスライム(擬人化ver)
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三位一体

 その後も流れ続ける液体。

 しかしその色は無色透明のものから、やや黄色が混じったものへと変化していった。

 その変化を二人が見逃す訳もなく、そしてそれは更なる責めへの発端となった。

シア「あれ、ウィガルさんもしかして……」

ウィガル「ち……、ちがう……そんなこと……」

エイル「私達より年上なのに?」

 恥じらいから顔を真っ赤にしており横に背けるが、どちらを向いても二人から逃れることは出来ない。

 やがてウィガルは言葉も漏れ出る体液も勢いをなくし、ただ荒い息を吐いていた。

 一部始終を見終えた二人は無言のまま、しかし笑みは崩さず、エイルは下腹部に口を当て、シアは息を止めるようにウィガルと唇を重ねた。

 僅かの休憩しかさせてもらえなかったウィガルの体は敏感なままで、さらに大切な部分までも責められる快感に、堕ちるまでの時間は要さなかった。

ウィガル「んっ……! んふ……! んんっ!」

エイル「大丈夫ですよ、汚くなんかないですから」

 舌を使って全体を拭きとるように丁寧に舐めつつ、時折上の突起部分も突いて刺激を与える。

 その度に塞がれた口からは強い声が漏れ、固定されていない体は小さく跳ねた。

 そして今度はエイルの舌が、大事な部分の奥の方へ侵入を開始した。

 内壁を丁寧になぞり、右手は先程の突起物を抓み、もう片方の手は自身の股へと伸びていた。

 ウィガルの喘ぎに混じり、エイルの幼いながらも艶美な吐息が部屋の中に響く。

 舌は限界まで伸ばされ、さらに奥の方を刺激していた。

 しかしそれにつれて自然と自らの手も動きを速まり、口の動きは疎かになっていった。

 もはや自分を止められなくなっていたエイルの手に、数本の蔦が絡みつき動きを制した。

シア「ダメだよエイルちゃん。ウィガルさん、まだ満足してないみたい」

エイル「あ、そっか……。じゃあシアちゃん場所交代しよ」

 両手首は固定したままで、今度はシアが下腹部の方へと腰を下ろした。

 酸素を求め、咽ながら荒い息で呼吸をするウィガル。

 エイルが下腹部を舐めていたその時から、今の今までずっとシアに口付けをされていた。

 長いキスからようやく解放されたと思っていたが、すぐにそれは間違いであったと気付かされることとなる。

エイル「ねぇシアちゃん、舐めて」

 シアの方へと向けられたのは、先程自らを慰めていた左手。

 その手はしっかりと濡れており、その指をまるでデザートでも食べるかのように優しく口に入れた。

 小さな舌で一本一本を丁寧に舐めとり、喉を鳴らしてエイルの体液を摂り込んだ。

 蕩けたようなエイルの表情に、潤んだ瞳で指を離そうとしないシア。

 そんな二人の隣で、ようやく呼吸を元に戻し終わったウィガル。

エイル「ウィガルさんは、こっち」

 シアの口から指を引き抜き、ウィガルの顔の上に足を開いて跨った。

 ぎりぎり鼻を塞ぐことはなかったが、口全体に押し付ける形となっている。

ウィガル「んぐっ……! っんぐぐ……!」

 指を引き抜かれたシアは、余った蔦をウィガルの下腹部にある大切な場所数か所に挿していった。

 ゆっくりとだが、止まることなく一定の速度でそれはどんどんと進んでいく。

 細長い異物が侵入してくる未知なる感触に気持ち悪さを覚えつつも、すでにおかしくなりかけていた理性は機能しなくなっていた。

シア「ねぇ、エイルちゃん……」

 シアは顔をエイルの方へ近付け、目を瞑り口を半開きにして待っている。

 それに応えるようにエイルも前傾姿勢になり、シアと唇を重ねた。

 エイルとシアの唾液、それからウィガルの体液を含んだ口付けは、まさに三人が一つになったものである。

 互いに舌を絡ませ合って唾液を飲み込み、再び絡ませ合う。

 知らない内に蔦はかなりの長さが飲み込まれており、顔面に跨ったエイルもいつの間にか腰を前後に動かして擦り付ける快感を得ていた。

 もはや三人ともが誰の声も聞く事が出来ず、その行為に耽っていた。

 やがてウィガルの体がそれまでに比べ非常に大きく跳ねたのをきっかけに、エイルとシアも同じタイミングで果てた。
皆様、お久しぶりでございます。
とりあえずエイル、シア、ウィガルの三人でのイチャイチャシーンは終わりです。
調子に乗り過ぎていつもの2倍近くのボリュームになりました。
もう1回分けてもよかったんですが、そうなると次がまた3か月後になりそうだったので一息でやりました。

最近は18禁の小説もチビチビ書き進めていて、それによりギリギリのラインが分からなくなってきています。
今回のもまぁ…かなりヤバそうな感じもしますが、出来上がってしまったものは仕方がないよね。
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