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羽
ウィガル「ちょ、ちょっと…!」
どかせようとするウィガルだがその力は想像以上に強く、ビクともしなかった。
二人が涙を流しながら頭を擦る場所はちょうどウィガルの胸の辺りで、動く度に敏感な部分を刺激していた。
最初は冷静な声色だったが、少しずつ艶のある声に変わっていき、頬は赤く染まっていった。
ウィガル「ほ、ほんとに、んっ……ダメだからぁ…!」
すっかり上気のした表情になってきた時、ようやく二人は平坦な胸から顔を離した。
目に涙を溜めてなんとか耐えきったという感じだが、そのさまはあまりに扇情的だった。
力が抜けているウィガルを見て、二人は何か通じ合ったかのように目を合わせ、そして悪戯な笑みを浮かべた。
エイル「知ってて言い渋るなんて酷いよねぇ、シアちゃん」
シア「いじわるだと思います」
エイル「お仕置きが必要だよね」
まるで悪魔のような微笑みで、それぞれウィガルの羽の付け根を抓んだ。
途端に頓狂な声を上げるウィガルだったが、すぐにそれは喘ぎへと変わった。
シアは数本の蔦をウィガルの両手首に絡ませ、頭の上で固定した。
すっかり抵抗できなくなり体を左右にくねらせるが、羽への攻めは執拗に続く。
ウィガル「や、やめっ…羽は、羽はだめだからぁ」
色っぽい声で懇願するものの、それは欲情をたぎらせる燃料でしかなかった。
付け根を擦るのはやめないままエイルはウィガルの唇を塞ぎ、喘ぐだけでロクに飲み込み切れていなかった唾液を吸い上げ、それを嚥下した。
それだけでは満足せずさらに舌を深い場所まで入れ、貪るように口の中を蹂躙していった。
シアはそれに対抗するかのように、未発達のウィガルの胸の突起を自らの口の中に収めた。
初めは舌先で突くように優しく刺激しながら、そしてだんだんと転がすように舐め回していく。
ウィガルは声を出したそうにしているが、聞こえてくるのは荒い鼻息。
付け根を擦る指も激しさを増していき、それら三つの攻めに耐えられなくなってきていた。
体の動きがよりいっそう大きくなったかと思うと、エイルが口を放した瞬間、半分絶叫のような声を出しながら体が弓なりに反れた。
それと同時にどこからともなく水音が聞こえ、床に水溜りを作り上げた。
羽が生えてるキャラって、大抵付け根とかが弱点だよね。
どうして弱点なのかは分からないけど、とにかくエロいからいいよね。
前回のイチャイチャシーンから2年近く経ちました。
意外とエロい話は書いてないんだなぁ、と実感しました。
そして大変遅れましたが、あけましておめでとうございます。
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