|
人気ブログランキングに参加しています。
まずはここをポチッとご協力お願い申し上げます。
京都大学教授である藤井聡教授の著書『コンプライアンスが日本を潰す』には、書くことで非難されるようなこともはっきり指摘して書かれています。それは日本国のためを思って書いているのであって、多くの気づきや学びがある大変よい本です。この中には「談合」のことも書かれております。その一部を私なりに感じたことを書いてみたいと思います。
もともと独占禁止法というのは昭和22年、当時日本を占領していたGHQの指導の下で「アメリカ的な競争至上主義」、すなわち新自由主義を前面に掲げた法律として策定されたのです。
つまり、独占禁止法というのはもともと日本にあったものではなく、明治から引き継がれていた日本の伝統や文化、風習を全く無視して、無理やり日本に押し付けたものでした。
その考えはそれまでの日本の考えと全く異質のものであったため、終戦後しばらくは何も問題がなかったのですが、1981年、建設業界で初めて談合が事件として報道されました。しかし日本には談合自体が各地の「慣習」としてあったので、事件を取り締まった公正取引委員会の方が建設業界から反発を受けて、以降、談合が事件として摘発されることはなかったのでした。
しかし1990年前後からこの日本社会が崩壊しはじめます。そのきっかけは独占禁止法を日本に埋め込んだアメリカだったのです。その時アメリカは自国に大きな赤字を抱えており、それを回復させるために日本に市場開放の圧力をかけてきました。それが「日米構造協議」です。この重要な柱が独占禁止法を強化し、公正取引委員会の活動能力を大幅に上げることでした。その結果、談合をもどんどん摘発していくようになりました。この流れは橋本内閣の行政改革、小泉政権の構造改革を経て益々拡大し、独占禁止法はさらに強化され、公正取引委員会の権限は圧倒的なものになっていきました。これにより建設業界はボロボロになっていきました。
しかし、それは日本にとって本当によいことなのでしょうか。
テレビや新聞のマスコミでは建設業を叩きますが潰れていくことには特に無関心でありました。むしろ国民も談合がなくなって公共工事の値段が安くなって喜ばしいと思うようになりました。これまで建設業者は自由な競争を避けて勝手に談合システムを作って値段を釣り上げでいたのであって、不当な暴利をむさぼっていたのが建設業者達であって、そんな業者が淘汰されて潰れていくのは日本全体にとって望ましい、と国民もそのような報道に熱狂的し支持していました。
しかし、藤井聡教授は学者生命を賭して断定していますが、談合システムがこの日本からきれいさっぱりなくなってしまった時に本当に困るのは建設業者関係者だけではなく日本人全員であるといいます。
そもそも建設産業は日本経済、とりわけ地域経済の基幹産業のひとつで、間接的な産業まで含めればその地域の数割の労働者を抱えています。また多くの人数を占める建設関連に従事する彼らはその地域で買い物をし、散髪もし、遊びにも行き、銀行や保険との取引もあり、OA機器や車を買い、飲食店や夜の飲みも盛んにやり、お金を地域に落とします。建設産業を崩壊させればこれらの経済活動がほぼストップしてしまい、建設産業関係者以外もこれは対岸の火事ではないのです。
さらに一旦建設産業が崩壊すれば、いざ建設関連の投資をしようとしてもそれを担う建設会社がその地域になくなっているのです。東日本大震災でもそれが如実に表れました。
ですから、たとえばその地でビルを作ろうとしても値段が高い割には仕事が遅い企業に頼まざるを得なくなるでしょう。また特殊技術を持った建設関連会社も崩壊の憂き目にあうのですから、建設技術そのものも大幅に低下し、品質も劣化したものとなるでしょう。
何ともばかばかしい話ですがそれが「産業が崩壊する」ということなのです。
独占禁止法の背後にいる新自由主義者たちは現時点での市場を自由化することにだけ躍起になりますが、目先のことばかりが優先されることで大事なものを失っていくことになるのです。
そんな建設産業に対する需要が最も切実なものとして立ち現れるのは洪水や地震などの天災の時です。かの東日本大震災の時、地震発生当日から被災者の救援に駆け付けたのは他ならぬ地域の建設業者たちでした。彼らが自発的に被災地への救援のための道を確保する作業を地震直後から取り組んだからこそ、その後の自衛隊の救援活動が可能となったのであり、それがなければ自衛隊は現地にすら入ることが出来なかったのです。
このまま建設業者が倒産する実情を放置しておけば、大地震や大津波が襲いかかった時、その被災地の人々は見捨てられたも同然の状況に追い込まれてしまうでしょう。
無論そんな時代でも大手建設会社は残っているでしょう。最悪の場合はアメリカや韓国の建設会社だっています。彼らに高いお金を払って発注すれば、しばらくしてその地にやって来ることはあるでしょう。しかし、改めて言うまでもなく自然災害の救援は迅速こそ命であるのです。ですから、そんなよその建設業者に遅れてやって来て貰っても、あらかたが死んでしまった後になっているのです。しかも彼らには土地勘などありません。地元の建設業者なら当たり前のように知っていることも知らないから何をやっても時間がかかるでしょう。地元建設業者なら指図されなくとも、今その現場で求められていることが何であるか迅速に自主的に判断が出来るのです。しかしよそ者の彼らは何をしていいかわからず誰かの指示を待って作業を始めることになるでしょう。そうなれば本格的な復旧も復興もすばやく実行できなくなり、結局は大災害の被害は日々拡大し続けるのです。
談合というと悪いと思う人が多いでしょうが、それは作られたイメージであります。もともとは談合を悪いと考えていた日本人は少なかったのです。談合こそみんなで薄く広く分け合うために、そしてお互いが生きていくために考えられた日本の和の精神から出た独自の知恵であります。何でも競争して潰し合う欧米の考えとは間逆なものであります。しかも談合で暴利をむさぼるという人がいまだにいますが、公共工事では予定価格が決められており、それ以上の金額は失格となり、また単価も公表されているので吹っ掛けることなど出来ないのです。
建設産業という大勢の国民が関わり、日本の地域を担う基幹産業を弱体させることは、ひいては日本そのものを弱体させることにつながるのです。良識ある国民はこんな日本社会弱体化に乗せられてはいけません。日本は日本らしく、効率ばかりではないはずです。多少効率は悪くとも日本の伝統と文化と風習の中にこそ、日本らしいよい知恵がたくさんあるのです。
熱にうなされていた日本人も、そろそろ本来の日本らしさを取り戻していくべきです。
・・・・・・・
人気ブログランキングに参加しています。
このままでは日本はおかしくなる、と思った方はここをポチッとお願いします。
|
この記事に
>
- Yahoo!サービス
>
- Yahoo!ブログ
>
- 練習用

( ´ー`)y─┛チァーパーボェー
日米構造協議の振り子をもどさないと 日本スタンダードを大事にね。
いいね&ランクリ
2012/6/26(火) 午後 11:21
返信する激しく同意です。
ダンピングを助長して質の低下を招くだけです。
監理するほうも容易ではありません^^;
いいね!、ランクリです。
[ nadarechan1113 ]
2012/6/26(火) 午後 11:41
返信する>もともとは談合を悪いと考えていた日本人は少なかったのです。談合こそみんなで薄く広く分け合うために、そしてお互いが生きていくために考えられた日本の和の精神から出た独自の知恵であります。
なるほど、よく理解させて頂きました。
※ちなみに、「談合行為」の辞書の意味です。
「だんごう‐こうい〔ダンガフカウヰ〕【談合行為】」
競売または入札に際して、複数の競争者があらかじめ入札価格や落札者などを話し合って決めること。
ランクリです。
「傑作」のボタンがありませんので、「傑作」をクリック出来ませんが、「傑作」に値します。
[ daisinshoten ]
2012/6/27(水) 午前 0:31
返信する談合は必要です
マスゴミに乗せられてはいけませんぞ
わしの仲の良い業者は熊野で
それを取り仕切ってますが 彼がいるからこそ熊野で業者が潰れずにいるのです
傑作ボタンがなくなり イイネボタンになりましたね
これは使いにくいですね・・・・
[ 道後 ]
2012/6/27(水) 午前 0:46
返信する談合は必要です
マスゴミに乗せられてはいけませんぞ
熊野の先生の言われるとおりです。事実最近は工事受注のためバカ安で元請から請け負って下請けに労務賃金材料費を支払わない事案が多発していますが、こういう悪徳業者を性善説が基本のこの国の法律では裁けないのです。結果、優良事業者が先に倒産し不良業者が跳梁跋扈することとなってしまいました。建築工事にお得はないのです。材料費も工賃もきっちりしたものを作ると大体似通った請負金額になるものです。
2012/6/27(水) 午前 1:06
返信する「中央自動車道に談合坂というSAがありますが、談合が悪い事ならばそういう地名は残らなかった筈です」
と田母神さんが言っていました。もっともな話です。
[ - ]
2012/6/27(水) 午前 1:12
返信する転載させて頂きます。
応援&今日のランクリ イイポチ凸
2012/6/27(水) 午前 2:13
返信するなんでも欧米の真似をする必要はありませんね。日本は日本らしくあればよいと思います。
ぽちぽち。
2012/6/27(水) 午前 4:38
返信する拙者も建設業に微力ではありますが携わるものとして指名入札制度は必要であるとおもいます。
兵庫県下では概ね電子入札制度が実施されており、施工能力のうんぬんよりも積算能力が秀でた業者のみに受注が偏っています。スコップひとつない、重機ひとつ保有しない業者の大手を振っています。
下請は直接工事費を下回る安値で工事をしなければならず、「負の連鎖」が絶えません。
談合は調整機能も有していましたので、一社に受注が偏らない「よい面」もありました。
下請は潤っていましたが、昨今は厳しいようです。
ランクリ
いいね^^
2012/6/27(水) 午前 6:31
返信する談合も和の文化です。
いいね・ランクリ○です。
2012/6/27(水) 午前 7:13
返信する今までマスゴミによって悪と報じられていたものが本当に悪なのか再検証が必要でしょうね。逆に善と言われたコンクリートから人へも、大間違いだったわけですし…。
いいね&ランクリ
[ 鳳山 ]
2012/6/27(水) 午前 7:22
返信するおはようございます。
談合、今まで悪いことだと教わってきました、学校で…、大学で・・
ランクリ2
[ ユニコーン ]
2012/6/27(水) 午前 8:14
返信する談合に対して負のイメージを持ち過ぎているように感じます。
コレは何も建設業界だけに限らず、我々食品流通業においても同じです。
「価格を下げる事が正しい!」とおかしな事を言うのが消費者です。
其処に正当な価格と言う概念が存在しないようです。
だから「安ければ安い程、良い事だ!」って叫ぶのかもしれません。
其処には様々なマトモな理由があるのに・・・
☆!
2012/6/27(水) 午前 8:48
返信する結局はトップの責任感の問題だと思います。
「逮捕役」の若手社員を前面に立たせておいての談合は批判されるべきでしょう。
2012/6/27(水) 午前 10:46
返信する前に、とあるメーカーに勤めていて、量販店相手に商品を卸していたのですが、そのリベートたるやすごかったです。絶対にメーカーには利益がでない。しかし売上は上がる。これは、食品関係に勤める方も言っていました。スーパーに商品を卸しても利益は1個につき、何銭じゃないかって・・・・適正価格についての談合、本当に必要だと思います。安く、とにかく、なんでも安くでは結局は自分で自分の首を絞めるものと思います。
☆・ランクリ
2012/6/27(水) 午前 11:39
返信する談合は悪ではない、に賛成です。
もちろん適正な監視は必要でしょうが・・・。
もしかしたらお金がかかりすぎているのかもしれないけど、
日本の橋や道路がこんなに立派で安心できるのは
談合のおかげというのもあったのではないでしょうか?
以前、建設ではありませんが談合もアリの業界で働いていました。
摘発もされてました。
今の社会情勢ではもうできないとは思いますが・・・。
談合アリでも別に暴利をむさぼっていたわけではないです。
会社の経営も苦しかった。
もちろんコストを下げる努力、適正な競争は必要でしょう。
しかし、それなりの品質やパフォーマンスを期待するなら、
物事には適正価格というものがあります。
入札、入札っていうけど、ありえない低価格で応札する
企業があったとして・・・本当に誠実な仕事をしようと
思ったら、そんな価格でできるわけないです。
それは単に無責任とか、詐欺とかいうものじゃないかと。
そうしてマトモな企業がつぶれてしまったら、
他に選択肢がなくなったり、安心な成果物を得られなくなります。
過剰な競争は長期的に見て、結局高コストなの
[ romiromi ]
2012/6/27(水) 午後 0:33
返信する談合に賛成します
公共事業が現状の日本を立て直すと思います
このまま阿呆が政権握って、お隣にしっぽっを振る広告会社
それに従わねばスポンサーもつかずという恐怖に韓流捏造がありますしね
そのうちこういう意見は言えなくなる社会が来るのでしょうか
2012/6/27(水) 午後 0:43
返信するお久しぶりです。こんにちは。
私は、この分野には全く疎いのですが、職場で、
「でもさ、私は談合っていいと思うんだけどなあ」と知識のある上司が言っていたので、
悪いばかりではないのだろうと思ってはいました。
この記事を読んで考えたのは、
マスコミや、それを信じた日本人が、
他者が利益を得ることが不満で叩いたら、自分達に跳ね返って今から痛い目に遭う、
という図なのかな、ということでした。
蒼
[ - ]
2012/6/27(水) 午後 4:00
返信するご来訪や人気ブログランキングの応援クリックに感謝を申し上げます。
2012/6/27(水) 午後 9:35
返信するはじめまして。
こちらの記事を読みとても共感しました。
私のブログにこちらの記事を転載してもよろしいでしょうか。
よろしくお願いします。
[ 栗 ]
2012/7/5(木) 午前 10:28
返信する