日本では花粉症の患者が増え続けていて、国民病ではないかと思えるほど、多くの方が花粉症に悩まされています。花粉症に悪い食べ物を知っておくことは、予防と対策の上でとても大切なことです。
そこで、花粉症やアレルギーを悪化させてしまう、または花粉症の引き金になってしまう、できれば食べないほうがよい食品をご紹介します。
花粉症と食事の関係
昭和40年代以降、日本人の食生活は欧米化が進んで、肉類の摂取量が増えて高タンパク・高カロリーの傾向になっています。
そのような食生活の変化と花粉症の増加の関連性が、最近の研究でわかってきました。
長い期間にわたって高タンパク・高カロリーな食生活を続けていると、花粉症になりやすいとされています。
花粉症が悪化してしまう食べ物
たまご
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たまごは、食品アレルギーを起こしやすい食材ですが、最近の研究では、この食品アレルギーが引き金となって花粉症を引き起こすケースが増えているとの結果が出ています。
たまごの代わりに、アレルギーに効くオメガ3脂肪酸を含む海鮮類がおすすめです。
お肉
肉などの高タンパク質食品を食べ過ぎると消化酵素の分泌が追いつかず、十分なアミノ酸に分解できずに腸で吸収されてしまうことがあります。
分解が不十分なまま吸収されると、体は「異物」とみなして抗体が増えて、アレルギーを引き起こす要因となってしまうのです。
小麦
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日本は小麦の殆どを輸入に頼っています。
海外からの長時間の移送に持ち耐えるように、殺虫剤や防腐薬品の使用が許可されています。
化学物質が花粉と結び付くと、カラダのアレルギー反応が促進されてしまいます。
炭水化物
炭水化物に含まれるグルテンは、ホルモンのバランスを崩したり、免疫構造を弱めることがあります。
そのために、鼻水などの粘液を増加させて、アレルギーを悪化させるのです。
乳製品
牛乳やチーズ、ヨーグルトなどの乳製品は、食物アレルギーや花粉症の引き金になりやすいとされています。
牛乳の代わりに豆乳を飲んだり、コーヒーに入れるミルクを植物性のものに変えたりするとよいでしょう。
砂糖
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砂糖には、粘液の分泌を促す成分が含まれていて、これがアレルギー症状を悪化させる可能性があることがわかってきました。
甘みを加えたいときは砂糖よりも、カリウム・マグネシウムなど天然の抗酸化作用成分を多く含んだはちみつがおすすめです。
ハム・ソーセージ
加工食品のソーセージやハムには、亜硝酸塩が含まれていることがあります。
他にも過敏性を高める刺激物質が含まれている場合が多いので、花粉症の症状がひどくなる可能性があります。
ファストフード
ファストフードは、トランス脂肪酸を多く含む食品です。トランス脂肪酸は主にマーガリンやショートニングなどの加工油脂に含まれていますが、免疫系への悪影響が懸念されています。
普段の食事で油の量を意識することは多いと思いますが、花粉症やアレルギーの人は「どのような種類の油が使われているか」まで気を付けることが大切です。