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【社会】

政治への不安、気軽に話そう 元SEALDsメンバーが新団体

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 安全保障関連法に反対し、昨年解散した若者グループ「SEALDs(シールズ、自由と民主主義のための学生緊急行動)」の元メンバーらが結成した新団体「未来のための公共」が十七日、国会前で初めての集会を開き「政治の間口を広げるため、不安や違和感を気軽に話そう」と訴えた。

 新団体のメンバーは、学生や子育て中の母親ら。「自由に考え、話せる場にしたい」との思いから、特定のテーマは設けず、参加者が関心のある問題を取り上げる。当面は、毎週金曜日に国会前に集まるという。十七日は十二人が大阪市の学校法人「森友(もりとも)学園」を巡る問題や、共謀罪の構成要件を変えた組織犯罪処罰法改正案などに触れてスピーチ。都内の高校二年小川空さん(17)は「おかしいことにはおかしいと言うべきだ。社会を良くするのも悪くするのも私たちの選択」、保育士の町田ひろみさん(50)は「子どもたちの笑顔を守るため命を守る政治に転換を」と訴えた。

 シールズは首都圏の大学生らが二〇一五年に結成、一六年八月に解散した。

 

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