九州旅客鉄道(JR九州)は特急「ハウステンボス号」と、博多港と韓国・釜山港を結ぶ高速船「ビートル」を改装し、17日、報道陣に公開した。いずれも18日から乗ることができる。ハウステンボス号の車体はオランダを象徴する鮮やかなオレンジ色に。ビートルは船内を改装。Wi―Fiシステムを導入し座席にUSBポートを設置するなど利便性を高めた。
いずれのデザインも、JR九州の観光列車などを手掛けてきた水戸岡鋭治氏が担当した。
博多(福岡市)―ハウステンボス(長崎県佐世保市)間を運行するハウステンボス号の車体は、これまで赤を基調に緑や黄が配色されたデザインだった。車内では天井や床に天然木を使用し、温かな雰囲気を演出した。改装費は9000万円。2018年度までに残る4編成も改装する。
高速船ビートルでは、床やシートをカラフルに刷新。別の2隻も17年7月、12月に順次改装する計画だ。投資額は非公表。4月から船内で販売する雑貨や食品も一新し、オリジナルのかりんとうや膝掛けなどを販売する。