冒頭から失礼いたしました。みやけです。
皆様、プロレスは好きですか?
私は、24年間生きてきて全く身近になかったジャンルでして・・・
年末の格闘技番組も殴り合いや血が怖くてちゃんと見れないくらいの人間です。
あんなに痛い思いをして、やる人も見る人も楽しいのだろうか・・・と、リングの上で戦うことに関しては、プロレスもK-1も総合格闘技も全部一緒だと思ってました。
でも最近、プロレス女子、「プ女子」が増えていると話題になっていたり、何かとテレビでプロレスが取り上げられているなあと感じておりまして。
そんな時に、新宿歌舞伎町のど真ん中に「プロレス居酒屋」なるものがあると知り、百聞は一見に如かず!とのことで、思い切って行ってみたのでした。
東京に出てくる前は一生行かないだろうと思っていた歌舞伎町。どこもギラギラしている。
噂のプロレス居酒屋は、「エビスコ酒場」さん。本当に歌舞伎町のど真ん中にあります。
今回ご一緒してくれたのは、山形の芋煮会の時に知り合った「いたがきしろう」さん。ケーブルテレビ等で山形の魅力を紹介している宣伝マンだったりもする。
なんと彼、30年来の生粋のプロレスファン。
知識ゼロに等しい私に解説をしてくれる人員として、無理やり呼びつけてしまいました。
お店の内装は、昭和を感じさせるレトロな作り。
そこに、プロレスのポスターやステッカーが貼ってあってこだわりが見える。
なんでも、このエビスコ酒場は「DDTプロレスリング」という、20年以上続くプロレス団体が運営している居酒屋。エビスコ=大食いという意味で、とにかく量が多くコスパがいいそうな。
DDTにはこんなメンバーも揃っています。私が知っている人も在籍していた!
ムキムキで強面の人ばかり居るのかと思いきや、そんなこともない様子。特に「ヨシヒコ」の戦いは何が何でも見てみたい・・・!
(気になる方はDDT公式サイトを見てみてください)
早速頼んだのがこれ。ブラックアウトハイボール。
DDTのオフィシャルエナジードリンク、「エクストリームブラックアウト」を使います。
ホッピーみたいにナカ(=ウイスキー)を割って飲むスタイルです。いたがきさん曰く「レッド●ルとデ●ビタの間のような味」
お食事メニューはこんな感じ。鳥・豚・魚なんでもあって選ぶのに迷う!炭火焼が有名とのことで、お肉中心に頼みました。
ここで、いきなり従業員さんの話。
なんとこのエビスコ酒場、ホンモノのプロレスラーが働いているんです。
こちらはBASARA所属のレスラー関根龍一さん。推しは東條希なラブライバー。必殺技は抱え込み式逆エビ固め。
HPを見てその写真にものすごく恐れおののいていたのですが、
「何作ってんのって?お通しだよ!」と笑顔でものすごくフレンドリーな方でした。
こちらは我闘雲舞(ガトームーブ)所属の女性レスラー帯広さやかさん。
DDT所属ではないが、料理が得意でエビスコ酒場でガッツリ働いているそう。得意技はドロップキック。どじっこ。
そんなレスラーたちが作る料理はこれだ〜!
エビスコサラダ
こちらは普通の豚しゃぶサラダ。量が多くて嬉しい!ゴマだれが食欲を掻き立てます。
豚タンのマリネ
初めて食べた!コリコリさっぱりで、玉ねぎのアクセントが良い。
焼き場の帯広さん。その立ち姿は真剣で料理人そのもの。
ここから炭火焼ラッシュが続きます!
ハラミ
ハツ
のどがしら
豚バラ
どれも香ばしくて美味しい・・・!ハラミは味が濃くて噛みごたえがある。私は「のどがしら」が好き。外側がカリカリで、噛むと脂がじゅわって出てきます。
クリームチーズのスコダレ漬け
スコダレってなんだろう・・・?と思って頼んだこの一品。予想以上に甘くて、一口の満足感が凄い!日本酒と合いそう。
炭火焼つくねハンバーグ
これを
でろん。
これ美味しかった・・・!!中にレンコンが入っていてシャキシャキがたまりません。これに卵黄のせるって考えた人、間違いない。それが正解。
そして次はメインディッシュじゃ〜〜!
どん。看板メニュー、エビスコ丼です。
3〜4名様用とのことで、デカい。
みんなでお皿に分けて食べる。
ちなみに先に出た「スコダレ漬け」のスコダレは、このお肉を漬けてたタレのこと。しっかりと味のついたお肉でご飯が進みます。かえし的な感じなのかしら。
白米をひたすら頬張る。この感覚懐かしいかも・・・
結構食べ進めてもこの量。白米多い!ハーフも頼めます。
ここで一休み。
お店には選手名鑑等のプロレス関係の雑誌があります。いたがきさん、本当にものすごく詳しい。団体を超えてレスラーを紹介してくれる。
そこでわかったこと、プロレスラーは皆が強面ムキムキではない。弁護士レスラーもいるし、めちゃくちゃ可愛いレスラーもいる。
人形とプロレスしたり、1対1だけでなく、3対3や1対1対1なんていう試合形式もある。プロレスって「見せる人を楽しませる」ものなんだなあと感じました。
エロカワな女子プロレスラーのグラビア雑誌もあります。なんというか・・・興奮しました・・・
いたがきさん曰く「プロレスの面白さ」とは、
いわゆる「悪役」とされるレスラーもいるけど、そんな悪役も見方を変えれば「ヒーロー」。
一つの試合をとってもいろいろな見方が出来るのが、プロレス好きにはたまらないのだそうだ。
プロレスは、『見たままに楽しむ見方』はもちろんありますが、『レスラーがどれだけ試合を盛り上げたかに注目する見方』『純粋にレスラーの実力を判定する見方』『勝ち負けを度外視したレスラーのキャラクターそのものに注目する見方』など、いろいろな見方ができるんです。
反則技を出す、ヒールと呼ばれるレスラーがいますが、そのヒールすらも応援の対象となるところも、すごく面白いですね。
勝ち負けを超えたところに、プロレスがあります。
深い・・・
プロレスの奥深さを感じたところで、締めに行きます。濃厚鶏白湯ラーメン。
麺にスープがものっすごく絡みつく。とろっとろです。
ガツンとくるので、締めというよりかは、最初に食べちゃってもいいかも。
デザートに頼んだのは焼きマシュマロ。
普通に焼いたのが出るとばかり思ってたのですが、なんとレスラーの関根さんが目の前で直々に焼いてくれる!!
これはファンにはたまらんですぞぉ・・・
デカいな。
これ実はマシュマロを凍らせたものなので、食べると中はアイスになったマシュマロ。
パリパリのチョコも入ってて、ものすごく美味しい!!これは絶対頼むべき。
カウンターでは遠方から来たらしきファンが、レスラーさんと楽しそうに話していた。
レトロ×プロレスが詰まったこのお店は、本当に居心地が良い。
「痛そうで怖い競技」が「試合行きたいなあ」と思えるようになった夜。
プロレスに全く馴染みがない私でも、まずは行ってみて楽しんでみよう。そう思うようになりました。
最後に、(団体は関係ないのですが)プロレス好きで知らない人はいない程の有名なレスラーで締め。
プロレス好きの人にはたまらないお店のはず。皆さま是非行ってみてください。
紹介したお店
エビスコ酒場
住所:東京都新宿区歌舞伎町1-14-6 第21東京ビルB1
TEL:03-5155-0821
※掲載された情報は、取材時点のものであり、変更されている可能性があります。
著者プロフィール
みやけ(@a_komotomo)
社会人2年目、体重の変動が激しい。阿古本という名前で絵を描いていたりもします。
ツイッター:https://twitter.com/a_komotomo