システマティックレビュー:抜管前の予防的ステロイド投与は抜管後気道イベントや再挿管を減らす
2017年 03月 17日
Akira Kuriyama, et al.
Prophylactic corticosteroids for prevention of post-extubation stridor and reintubation in adults: a systematic review and meta-analysis
Chest. 2017. doi:10.1016/j.chest.2017.02.017
背景:
抜管後stridorや再挿管を予防するために、選択的抜管前にステロイドを投与することがある。われわれは、選択的抜管前の予防的ステロイドによってどの患者が利益を受けるか同定するべく、システマティックレビューをアップデートした。
方法:
PubMedなどの電子データベースを検索し、2016年2月29日までの妥当な文献を抽出した。適格文献は、選択的抜管前に予防的ステロイド投与を行う効果と安全性を人工呼吸器を装着した成人患者において検証したランダム化比較試験とした。DerSimonian-Laird法ランダム効果モデルを用いた。
結果:
11の試験、2492人の患者が解析に組み込まれた。予防的ステロイドは、プラセボや無治療と比較して抜管後気道イベントの発生の減少と関連していた(リスク比0.43、95%信頼区間0.29-0.66)。また再挿管の減少とも関連していた(リスク比0.42、95%信頼区間0.25-0.71)。この関連性は抜管後気道合併症のハイリスク患者で顕著であった(抜管後気道イベント発生:リスク比0.34、95%信頼区間0.24-0.48、再挿管:リスク比0.35、95%信頼区間0.20-0.64)。リスク患者はカフリークテストで同定した。有害事象はまれであった。
結論:
選択的抜管前に予防的ステロイドを投与することで、抜管後の気道イベントや再挿管のリスクを減らすことができる。
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by otowelt | 2017-03-17 00:35 | 集中治療