ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)がPS3の最新モデル「CECH-4300C」が「近日出荷完了予定」であることを公式Webサイト上で告知しました。新型の発表がされていないことから、事実上PS3シリーズが生産終了されるものと見られます。
PS3シリーズは2006年11月11日に初代モデルが発売。当初4万9980円(税込)という高額な価格設定により売れ行きが伸び悩みましたが、その後小型/改良化が進み、最新の「CECH-4300」シリーズは2万8058円(税込)で販売されていました。
PS3シリーズの生産終了についてSIEに取材したところ、「弊社では、過去も含めハードゲーム機について『生産終了』とご案内したことはありません。生産終了の決定が社内であったとしても、お客様や世間に向け公表したことなはなく、今回も同様です」と回答しています。
PS3が生産終了となった場合、後継機種のPS4には互換性がないため、PS3本体を所有していないユーザーが新規でPS3専用ソフトを遊ぶためには、クラウドゲーミングサービス「PS Now」を利用する必要があります。これまで「PS Now」の対応デバイスは「PS4」、「PS Vita」、液晶テレビ「ブラビア」などソニー製品しかありませんでしたが(※)、3月21日からはWindows PCに対応することが告知(関連記事)されています。ただし「PS Now」ではすべてのPS3専用ソフトが配信されているわけではないため、隠れた名作を楽しみたいという人は入手が困難になる前にPS3本体を確保しておいた方が無難でしょう。
※PS4、PC以外のデバイスは5月15日以降順次対応が終了する予定
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