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東芝の安定「米国にとり非常に重要」 米商務・エネ省長官表明

2017/3/17 6:25
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 【ワシントン=八十島綾平】訪米中の世耕弘成経済産業相は16日午後(日本時間17日未明)、米トランプ政権の経済閣僚との初会談を終えた。商務省のロス長官とエネルギー省のペリー長官は会談で、東芝の米原子力子会社米ウエスチングハウス(WH)の問題に触れ「米国で原子力発電所を建設してるWHの親会社である東芝の財政的安定性は、米国にとって非常に重要である」と述べた。日米が今後、情報交換を密にすることでも一致した。

 世耕氏は16日午前にコーン国家経済会議委員長、ペリー長官と会談。午後にはロス長官と会談した。

 WHについての話題は、ともに米国側から切り出された。世耕氏は東芝の経営問題について、WHの損失問題に端を発し、東芝の半導体事業が分社化されることになった経緯などを説明。政府として事態の推移を注視していることを伝えた。

 WHが裁判所への適用申請を検討している米連邦破産法11条(チャプターイレブン)については、いずれの会談でも言及はなかったが、まず日米で密接に情報交換する体制を築くことで合意した。

 ロス長官との会談は、4月に予定される日米経済対話の「下準備」(世耕経産相)との位置づけ。互いに経済協力関係を強化する方向で一致し、「意見に乖離(かいり)はなかった」(同)という。

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