島根の女子大学生殺害事件 情報提供者に懸賞金

島根の女子大学生殺害事件 情報提供者に懸賞金
8年前、島根県浜田市の19歳の女子大学生が殺害されて遺体が見つかり、去年12月、すでに交通事故で死亡していた男が殺人などの疑いで書類送検された事件で、容疑者の特定につながった有力な情報を提供した3人に対し、警察庁が合わせて300万円の懸賞金を公費から支払うことを決めました。
この事件は平成21年10月、島根県浜田市で、県立大学1年の19歳の女子学生の行方がわからなくなり、広島県北広島町の山で遺体の一部が見つかったもので、2日後に交通事故で死亡していた会社員の矢野富栄容疑者(33)が、去年12月に殺人などの疑いで書類送検されましたが、容疑者死亡のため不起訴になりました。

事件をめぐっては、容疑者の特定につながる有力な情報を提供した人に、公費から最大で300万円の懸賞金が支払われることになっていましたが、警察庁は16日、対象となる3人に対し、合わせて300万円を支払うことを決め、島根県警察本部を通じて発表しました。

警察は3人の名前や情報の内容、それに金額の内訳などについて、情報提供者のプライバシー保護ため公表していません。

島根県警察本部は「島根、広島をはじめ、全国から多くの情報が提供され、これまでの協力に感謝したい」とコメントしています。