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モンスト!

作者:ああああ
創世の起源は、地球に巨大隕石が落下したときから始まったとされる。
モンスト暦。
隕石には地球外物質とされる鉱石が含まれており、それは衝突と同時に破片となり東西南北各地に散らばった。のちに『獣神玉』と呼ばれる進化石である。
獣神玉から放たれた白い閃光は、ひん死状態だった恐竜やその他種族を丸いカプセルに閉じ込めることによって蘇生させ、姿形もそのカプセルに適したものへと変貌させた。

---時代は進み、モンスト暦350年後の世界

アラミス「おい、静かにしないか! レッドリドラが警戒するだろ」
マーリン「いやー、そんなこと言われましてもねー。こちとら私用で付き添ってるだけなので」

マーリンは水晶片手に、りすとイチャイチャたわむれていた。なにやら近々はじまりの森に異変が起こるらしく、狩りに出るというアラミスについてきたのだった。

アラミス「ふんっ、お前は邪魔をしにきているといいたいのか? だったら帰れ、今すぐにだ」
マーリン「もー、んなこと言われずとも、異変がないようなら失礼しますとも、ええ」

マーリンがりすくんにお別れをし、立ち上がろうとしたところでアラミスに止められる。森の影がかさかさと動いた。
中から、レッドリドラと呼ばれる赤くちびっこい恐竜がおそるおそるといった姿勢で、草陰から登場した。

アラミス「出てきたぞ。マーリン、そこから動くなよ」
マーリン「あーあ、かわいそー」
アラミス「だまっていろ。こっちは生活がかかっているんだ。これ以上へんなことを言ったら、そのよけいな口をぬいつけてやるからな」

アラミスは生い茂った草の合間から、弓矢を構えた。警戒の解けただろうレッドリドラを十分に引きつけたところで、矢を勢いよく放った。ほぼ直線上に飛んだ矢は、約50メートルほどさきのレッドリドラを見事しとめる。

レッドリドラ「ぎゃーす!」

アラミス「ktkr!」
マーリン「ボクしーらない」

何処吹く風のマーリンは、自分には関係ないとばかりにそそくさと走り去っていった。
アラミスはレッドリドラが息絶えたところを見届けると、近づいていき血抜きを行った。血抜きが終わると、首根っこをつかみ、特に袋などは持ってきていないためそのまま持って帰ることにした。


---木属性の大地・東南地域の村

コルセア「アラミス!」

アラミスが村へ帰ると、コルセアが駆けつけてきた。コルセアは酒場の空き瓶を外に出していたところだった。

コルセア「レッドリドラを狩ってきたのね!」
アラミス「まあね。君にもあとで、レッドリドラの脂の乗った部位をお裾分けにうかがうとするよ」
コルセア「ありがとう。でも、できれば脂の少ない部分のほうがいいかな。これ以上ふとったら、せっかくのナイスバディが台無しですもの」
アラミス「き、きみがそれをいうか……。まぁ、きみがそれでいいというなら、僕はそれに従うまでだ。では、またあとで。アディオス!」
コルセア「アディオ~ス! ちゅっ」

コルセアは冗談めかしてアラミスに投げキッスをした。

アラミス「僕は、女だぞ? なぜ投げキッスをする」
コルセア「ただしたかったからしただけよ。そんなの、男も女も関係ないでしょう?」

コルセアは含んだ言い方を交えて、不気味にほほえむ。アラミスはぞっとした。

アラミス「まぁ、、いいか」

雲行きが怪しくなってきた。

アラミス「まずいな。ひと雨来そうだ」

アラミスは早足で家路を急ぐことにした。
アラミスは気づかなかったが、その途中レッドリドラの額が輝き、トライデントの文様が浮かび上がった。
モンスト暦至上最大の事件がいま、始まろうとしていた。








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