クアラルンプール=鈴木暁子
2017年3月17日00時11分
フィリピン下院のアレハノ議員は16日、ドゥテルテ大統領の弾劾(だんがい)を下院に申し立てた。ドゥテルテ氏が南部ダバオ市長時代に犯罪容疑者の殺害に関与したほか、大統領就任以来、警官や自警団を、麻薬犯罪の疑いのある8千人以上の市民の殺害に関与させたとして、憲法違反や人権侵害の疑いがあるとしている。
今後下院で審議し、申し立てが正当だと認められれば、下院・上院の両議員が裁判官を務める弾劾裁判が開かれる。アレハノ議員は「ドゥテルテ氏の国民への罪を批判するときだ」とコメントした。
ドゥテルテ氏は昨年12月、公の場で「ダバオでは私個人で(殺害)した」と発言。これまでに男性2人が、大統領の指示で殺害に関与したことを告白している。(クアラルンプール=鈴木暁子)
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朝日新聞国際報道部