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 警視庁は、占有離脱物横領容疑で逮捕したネパール人の男(39)が、15日に東京地検(千代田区)の庁舎内で倒れ、搬送先の病院で死亡したと16日発表した。

 新宿署によると、死因は出血性ショックで、亡くなった経緯を調べている。

 署は14日未明、他人名義のクレジットカードを所持していたとして男を逮捕。15日朝、留置所内で男が壁に頭を打ち付けるなど暴れ出したため、保護室に移し、ナイロン製の拘束具で男の手首やひざなどを固定した。その後も室内で叫び声を上げ、転げ回るなどしたという。

 約2時間後、男が落ち着いたため、拘束具を外して東京地検に護送。担当検事の部屋で調べを受けている最中に突然、意識を失って倒れたという。