高病原性鳥インフルエンザの発生が兵庫県内で相次いだ問題で、豊岡市瀬戸の水族館「城崎マリンワールド」は15日、感染防止のため昨年末から休止していた「ペンギンの散歩」を再開した。約3カ月ぶりに飼育プールの外に出たペンギンたちは、来館者らに見守られながら館内を歩いた。
ペンギンの散歩は、通常時には1日4回実施し、間近で見られる人気アトラクション。しかし昨年12月、小野市で野鳥のふんからウイルスが検出され、同館は飼育するフンボルトペンギンの安全確保のため、散歩を休止にしていた。その後、感染の危険性が低くなったとして、このほど再開を決めた。
この日午前には、8羽が飼育員に連れられて登場。プールの前からゆっくりと歩き始め、途中、段差が体の3分の1ほどある階段を上り下りした。来館者たちはカメラを手に、ペンギンたちの後を追い掛けた。
ペンギンの飼育を担当する清水亜朱沙(あずさ)さん(34)は満面の笑みで見守った。散歩はペンギンたちの運動不足を解消する効果もあるといい、「再開できてほっとしました。ペンギンたちも喜んでいると思います」と話していた。(秋山亮太)