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古舘伊知郎を三顧の礼で迎えるも…フジ「フルタチさん」絶不調

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週刊新潮 2017年3月23日号 
2017/3/15発売

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■現場は意気消沈

 たとえば3月5日の放送は「日本語とアナウンサー」がテーマ。フジの局アナや元NHKアナたちが雛壇にずらりと登場すると、お互いの“喋り”を延々褒め合うばかりで、これを1時間以上続けられるとさすがにツラい。

 フジの関係者がこぼすのだ。

「他にも政治記者を集めて喋らせるだけとか、何で今これなの?という企画ばかりです。それというのも、古舘さんの意向が強くて、現場から上がってきた企画はほとんどダメ出しされるのです。それでも、どんなテーマであっても自分の喋りで盛り上げられると古舘さんは思い込んでおり、局のチーフプロデューサーも何も言えません」

 結果、現場は意気消沈、エンディングのスタッフロールに自分の名前を出して欲しくないとこぼす者まで出る始末だという。

 この視聴率では、4月改編のタイミングで打ち切りが検討されても仕方があるまい。だが、それもままならないとは、先のフジ関係者だ。

「古舘さん側とは、最低でも1年は続けるという約束があったのですが、このままではスポンサーもつかない。そこで、古舘サイドに打ち切りを打診したところ、“話が違う!”と逆に抗議されてしまったそうです」

 そこで古舘プロジェクトに聞くと、

「そのような事実はございません」

 リベンジどころか、「フジ凋落」の象徴となってしまったこの番組、どうする?「フルタチ」さん。

ワイド特集「違わないよぉ~!」より

  • 週刊新潮
  • 2017年3月16日号 掲載
  • ※この記事の内容は掲載当時のものです

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