内戦が続くシリアの首都ダマスカスの中心部で15日午後、爆発があった。在英の反体制派NGO「シリア人権監視団」によると、民間人24人を含む少なくとも39人が死亡したという。シリアの国営通信SANAは「爆弾チョッキを着たテロリストが裁判所の建物内で自爆した」と伝えた。現場は多くの買い物客でにぎわう旧市街の市場に近く、負傷者の大半は民間人という。
また、シリアの国営メディアによると、中心部での爆発後、ダマスカス西部のレストランでも自爆攻撃があり、少なくとも28人が負傷したという。
ダマスカス中心部はアサド政権の「おひざ元」。今月11日にも旧市街の近くで連続自爆攻撃が起き、イラク人の巡礼者ら74人が死亡したばかりだった。政権側はロシアやイランの支援を受けて、内戦全体では軍事的優位を保っているが、首都で立て続けに大規模な自爆攻撃を許し、防衛能力のもろさを露呈させた。
11日の連続爆発については、…
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朝日新聞国際報道部