「探偵ナイトスクープ」が「強迫性障害」を短期間で治療しようというバカな放送したので叩く

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探偵ナイトスクープ

出典 http://www.asahi.co.jp/knight-scoop/

障害者に詳しいライター、ハイパーメディアブロガーのだいちゃん(∀)です! なんか「ハイパーメディアブロガー」という肩書きが2ちゃんねる等で叩かれているようですが、狙い通りです(ニヤリ)。

 

朝日放送の人気番組「探偵ナイトスクープ」で、1月13日に放送された、親が作った料理や飲食店の料理は食べられるけれど、それ以外の一般人(例えば友人など)が作った料理を食べることが出来ないから、それを克服したいという依頼が寄せられていました。

味は関係なく、一般人が作った料理は不衛生なイメージが頭の中を先行して食べられないのだとか。

だけど、それを克服したい。

いつも友人がお弁当を作ってきてくれるけれど食べるのが辛い。そういったものを克服したくて探偵ナイトスクープに依頼したそうです。

これって一種の「強迫性障害」だと思うんですよね。

強迫性障害とは、精神疾患の一種です。

何らかの強迫観念が襲い付きまとう障害です。例えば、鍵をかけ忘れたか何度も気になって確認してしまうだとか、潔癖症も強迫性障害の一種です。

私自身も強迫性障害を抱えています。「不潔恐怖症」という、汚いもの、特にトイレや台所といった水回りや水垢などの汚れが極端に苦手で掃除が出来ません。それが原因で30超えたオッサンなのに一人暮らしが出来ずにいます。

素手で握ったおにぎりも、素手で握っている姿を見てしまうと食べることが出来ないので、握っている姿は見ないようにしています。

私はこの障害に対して薬物療法を行っています。

生まれつきの障害ではなく、人工透析を始めてから発症した障害です。

こういった経験から、探偵ナイトスクープのこの特集に凄く違和感を感じたので書かせていただきます。

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強迫性障害が短期間で治るわけがない

探偵ナイトスクープでは、催眠療法なども使って依頼者が友人の作ったお弁当を食べられるようにしようと試みたりしていました。ですが、ここに私は違和感を感じていたのです。

強迫性障害がそんな短期間で治るわけがないじゃないか。

番組のディレクターが無知なのか、カンニング竹山が手でつかんだポテトチップスを依頼者に食べさせようとしたり(これにも勿論、依頼者は拒否反応を示しました。)、催眠療法を使って短期間で治療を行おうとしていました。

そんな短期間のショック療法のようなもので強迫性障害という精神疾患が治るわけがないのです。

薬物療法や時間をかけてのカウンセリング、催眠療法などを駆使してちょっとずつちょっとずつ治療を行っていくのが強迫性障害という精神疾患の治療法です。それを短期間で治ると見積もったのか(真実は定かではありません。)これをテレビ番組として放送した。

まぁ、結果的に「そういう人も世の中にはいるんだ。」ということが世の中に知られるきっかけになったことは良いことだと思います。

しかし、これは一歩間違えれば、

「本人の気持ちの問題。」

という誤解を多くの視聴者に与えてしまう危険性を孕んで(はらんで)います。

強迫性障害は気持ちの持ちようで治るような病気、障害ではありません。

そういったことをろくに調べずに(本人達には調べているつもりでしょうけれど、調べ方が足りません!)誤解を生むような報道をする。マスメディアの悪い風潮です。

私自身もマスメディアの無知さに被害を受けたことがあるのでよく分かります。

もっとちゃんと調べてから放送するかどうか判断しましょう。

「強迫性障害」というものに気がついていない可能性も

そもそも、この依頼者が「強迫性障害」を抱えている可能性があることに気がついていない可能性が大いにあります。

先程も書きましたように私自身が強迫性障害(不潔恐怖症)を抱えているのですが、それを短期間で治すようなことをされたら発狂してしまいますけれどね。だって無理ですもん。治るはずがないですもん。

私は強迫性障害を発症したのはもう何年も前になりますが、治療を始めたのはここ2.・3年です。薬物治療を中心に行っています。

以前よりはだいぶマシにはなったような気がしなくもないですが、あまり効果を感じることが出来ていません。

このように、強迫性障害というものの治療はとても時間のかかるものです。それを、短期間で治療を出来ると考えて番組にした朝日放送は恐らく「強迫性障害」というものの存在を知らないのでしょう。

知らないって恐ろしいことですよね。

特にこういった話題をマスメディアが取り上げると、下手をすると「気持ちの問題」という風評被害をもたらす可能性があるのにその危険性を分かっていない。最低な回だと言わざるを得ません。

最後に

強迫性障害を含む、鬱などの精神疾患は短期間で治るものではないし、ましてや「気持ちの問題」でもありません。

そういった誤解を解くのがマスメディアの役目でしょうが。何をやっているのよ、朝日放送さんよ。

バラエティ番組(なのかな?)だといって風評被害を撒き散らすことは許されることではありません。

マスメディアはもっと事前取材をしっかりと行ってから番組を作れ!! それが報道番組でなくてもな!!

だいちゃん(∀)

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だいちゃん(∀)

フリーライター・ハイパーメディアブロガー 1級身体障害者 年間500冊ほどの本を読む読書マニア。勉強好きの資格マニア。簿記や法律に強い。 暗い記事も書くけど、なんだかんだで自分の事をスーパー障害者だと思ってる変な人。お笑い好き。 元炎上芸人。インターネット上の嫌われ者www
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