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尾上 寿鴻 (初代)

おのえ じゅこう
屋号音羽屋
伝統歌舞伎保存会会員

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プロフィール

▼立役。大柄でやや丸みのある体躯に、ちょっとハスキーな大きな声。茫洋とした雰囲気に、巧まざる愛嬌がある。江戸の市井の町人や無骨な武士がいい。『寿曽我対面』の大名や『番町皿屋敷』の幡随院の子分、『御所五郎蔵』の土右衛門の門弟など、憎体な敵役が役どころ。かつて演じた『盟三五大切』のますます坊主の不思議な味が記憶に残る。『半七捕物帖―春の雪解』の女隠居は抱腹絶倒の逸品だった。得難い脇役である。

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経歴

芸歴:

▼昭和14年生まれ。31年3月二代目尾上松緑に入門。同年6月明治座で尾上松四郎を名のり『吃又』の百姓で初舞台。49年2月歌舞伎座で尾上寿鴻と改め名題昇進。

受賞:

▼昭和47年5月、平成4年4月国立劇場奨励賞。昭和59年2月松竹社長賞。同年3月歌舞伎座優秀賞。平成8年第十五回眞山青果賞助演賞。

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舞台写真 (写真をクリックすると拡大画像をご覧いただけます)

  • 『盲長屋梅加賀鳶』 加賀鳶妻恋音吉

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