2017年3月14日11時46分
経済産業省が大阪への誘致を目指す国際博覧会(万博)の検討会で配布した関西弁での開催概要の報告書案の参考資料に問題があったとして、世耕弘成経済産業相は14日の閣議後の記者会見で「不適切な表現が入っている。関係者におわびして撤回するよう指示した」と述べた。同省はホームページから削除した。
経産省は13日に大阪市内であった検討会で、本来の報告書案と別に参考資料として「関西弁バージョン」を配布。万博の役割を「人類共通のゴチャゴチャを解決する方法」の提言の場とし、「主なゴチャゴチャの例」として「社会重圧、ストレス(例えばやな、精神疾患)」などとしていた。
大阪出身で和歌山選出の世耕氏は会見で「私は全く事前に報告を受けていない」と釈明。「関西人の私が見ても、センスがいいとは思えない。そのうえ不適切な表現も入っているし、関西の人に親しみを持ってもらうという目的にかなう資料ではない。撤回を指示した」と話した。
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朝日新聞官邸クラブ