ブーメランを上手く投げられない人、増えたね。
ブーメランの意味解ってないみたい。
ブーメランは鸚鵡返しとは違います。
誰かも書いてたけど、「バカという方がバカ」と言いたいだけなのは、論理性を問うも何も、誰もが子供のケンカだと解るだろう。
ブーメランという言葉が出てくる前から、僕はこの論法を使うのが得意だったので、だから解るんですけどね。
僕は「相手の弱点は自分の弱点」理論と呼んでいて、要は相手の痛がるところなんか感覚的に解る訳ないんですよ。
それを無理に、必死に探そうとしている内に、無意識の中で自分の弱点とすり替えて論じている場合が、結構多いのです。
そこを突いて、「それアンタのことでしょ?」と指摘する。
合気道みたいなものですな。
まぁでもこの作戦自体、なんかいやらしいので、あまり使いたくない手なんですけどね・・・。
ただこの作戦、ちゃんと相手の議論を聞いて、文章として理解して、自分の中で論理構成した上で、発見できるものなんですね。
まぁ当たり前のこと言ってるだけですが(笑)。
それが今ね、たぶん、みんな単語単位でしか頭の中に入ってない気がします。
僕が「犯人の気持ちが解ってきた気がする」と書けば、そこだけ単体で取り上げて、「ヤマカンはやっぱり犯人側の人間なんだ!」と喚いた人間の、まぁー多かったこと。
その後ちゃんと「これまでまったく解らなかったのだけど」って書いたのだが、もう全然読めてない。
そして吉田豪がまたいちびって乗っかる(笑)。
頭の中で文章全体の論理構成ができていないんです。
これではブーメランになりません。
まさに「バカという方がバカ」。
SNSでちちくり合ってる分には構いませんがね、でも、
「犯人の動機は異常だ!支離滅裂だ!」ということを本当に問題視するのなら、では次にすべきは自分の言動や思考をちゃんと省察することではないだろうか?と思う。
これ以上悲劇を繰り返さないためにも。
今回もただ「石投げてスッキリ」感が否めないのですよ。
それは悲しい。