フィクションはどうあっても作り物だ。「現実味」というならば、そりゃあ現実には勝てない。
鯛に見立ててコンニャクを料理しているようなものだ。醤油をかけても、塩をまぶしても、鯛にはならない。

でも、そこに「想い」が入っていれば、時にコンニャクは鯛を超える。
それがフィクションの最大の醍醐味であり、使命だ。
フィクションに大切なのは、何より「想い」だ。