フェティッシュの火曜日
2017年3月14日
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フライに油をかけるとすごいんですよ。どうですか。
油はうまい。
油は、どんな食べ物と合わせてもおいしいのです。サラダ、揚げ物、チャーハン、肉、すべて合うようにできています(あるいは、僕たちの脳がそうなってる)。 でも、健康のために控えましょう、太るから油は減らしましょう、なんてほとんど毒扱いです。 そんなんでいいのか。いいわけないでしょう。 ある日、高級チーズに油をかけたイオンに行ったらブラータというチーズが半額になっていたので買いました。モッツァレラチーズと生クリームを混ぜ、それをモッツァレラチーズの皮で包んだチーズだそうです。
オリーブオイルと塩をかけてクラッカーやパンにのせて食べるべし、ということなので従ってみました。 これがとてもおいしい。 定価1000円のところ、半額で500円だったブラータ。オリーブオイルをかけるとヤバイ。
ブラータうまいなぁ、なんて思いながらワインを飲んでいるとプリングルスを食べたくなり、ついでに横にあったオリーブオイルをかけたら、こっちはこっちでとてもうまい。
ポテトチップスに油をかける背徳感とうまさにゾクゾクしました。 生まれて初めてポテチに油をかけて食べた。これは相当に罪深い。
油+油という非常識これまで、油で揚げたものは油を切るのが当たり前で、さらに油をかけるなんて発想はありませんでした。
僕はなんてつまらない常識アニマルだったのでしょう。 しかしてポテチに油をかけるとすごいおいしさ。 これは、開けてはいけない扉を開けてしまったのかもしれません。そしてもう後戻りはできない。 カルビーのポテトチップス、フレンチサラダ味にレモン風味オリーブオイルを。
色々試しました。
フレンチサラダ味のポテチにレモン風味オリーブオイルをかけると、油っぽいのになんだかさっぱりしておいしい。 牛脂なんて、天界の食べ物かって思うほどです。幸せの味。 牛脂にディップしてポテチを食べる。本能が満たされる。
油に貴賎なし世間的にはオリーブオイルは健康に良くて、動物性油脂は健康に悪いなんてイメージがあります。
でも。 おいしさという物差しの前でそんなことはどうでもよく、油は等しくおいしいのです。 油はパワーであり、人類20万年の歴史における至高です。 ポテチに溶かしバター。ヒーヒー言いながら食べた。
油分ひかえめとか、許さないスーパーでお菓子売り場を見ていたら、『おいしさそのまま、油分ひかえめ』なんて書かれたポテチが売られていました。腑抜けです。
許されないので、ひかえめられた油分を足してやることにしました。 油分をひかえちゃうなんて!むしろ油分をプラスしたチップスを売るべきです。
バターをのせます。
ぜったい合うやつ。
バターの重さは5.6g。バター1gのカロリーは7.5kcalなので42kcalの増加です。はい、カロリー的には大したことなく、無視していい誤差ですね。
5.6gのバター、42kcalなんて誤差です。
バターをのせたままレンジでチン。
当然バターが溶けます。 コレ。
あたたかいポテチに溶けたバター。このビジュアルと香り。はい、ありがとうございます。
生と食に感謝してください。 カラムーチョにはラー油ですこうなったらとことん行きましょう。湖池屋さん永遠の名作、カラムーチョです。
小学生のころから大好きです。
はい、こうなります。
食べるラー油です。うちではいまだにブームが続いています。
カラムーチョに食べるラー油。反則気味ともいえるすごいすごさ。
おーいしー! ラー油とカラムーチョは、2017年出会うべくして出会い、最高のカップルだった。
レタスなんかと食べると、もはや軽食です。
考えてみればすべて野菜です。健康に悪いわけがない。
まだまだぶっかけます。次のページへ。
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