正男氏事件で米韓非難=北朝鮮国連次席大使

時事通信 / 2017年3月14日 8時35分

 【ニューヨーク時事】北朝鮮のキム・インリョン国連次席大使は13日、マレーシアで起きた金正男氏殺害事件について、「北朝鮮の評価を傷つけ、社会体制を転覆するために米韓両国が行った暴挙の産物だ」と主張し、米韓両国を改めて非難した。ニューヨークの国連本部で開いた記者会見で語った。

 キム氏は「米国は(猛毒の神経剤)VXを製造できる数少ない国の一つ」と指摘。米国は化学兵器を韓国に保有し、事件に使用されたVXも韓国で製造された可能性があると述べた。事件への北朝鮮の関与には「根拠がない」と反論した。一方、殺害された人物は「北朝鮮人のキム・チョル」と強調し、正男氏とは認めなかった。

 北朝鮮による弾道ミサイル発射を非難した国連安保理の報道機関向け声明については、発射を「自衛措置」と正当化し、反発した。 

[時事通信社]

jiji

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