【3月13日 時事通信社】英日曜紙サンデー・エクスプレス(電子版)は12日、情報機関筋の話として、北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長が、英国人ビジネスマンら2人の暗殺を計画中だと伝えた。金正恩体制は、このビジネスマンを、北朝鮮の太永浩元駐英公使が昨年、韓国に亡命するのを助けた人物と考えている。報復のため「既に指令を出した」という。

 北朝鮮をめぐっては、2月13日にマレーシアのクアラルンプール国際空港で、金委員長の異母兄、金正男氏が猛毒の神経剤VXで暗殺される事件が起きたばかり。新たな暗殺対象2人のうち1人は米国人とされる。同紙は「北朝鮮国民以外が暗殺対象になるのは初めて」と指摘している。

 暗殺指令について同紙は「10日前、約8分間の北朝鮮のラジオ放送の中で暗号を伝達する手法で行われた」と伝えた。脱北者の支援を得て、この暗号を解読したとスパイ映画さながらに描写している。(c)時事通信社