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 政府が今年1月、国家戦略特区の事業者として安倍晋三首相の知人が理事長を務める学校法人「加計(かけ)学園」(岡山市)を認定し、同学園に獣医学部新設を認めた経緯について、13日の参院予算委員会で安倍首相は「(特区認定を)私がもし働きかけて決めているのであれば、責任を取る」と答弁した。

 社民党の福島瑞穂氏の質問に答えた。福島氏は、獣医学部の新設方針が決まった昨年11月9日の前後となる10月2日や12月24日に、安倍首相と加計学園理事長が会食していたと指摘。これに対し首相は「友人だから会食もゴルフもする。でも、彼から頼まれたことはない」と反論した。

 獣医学部は、加計学園が経営する岡山理科大が来春、愛媛県今治市に新設を予定。今治市は大学用地として市が36億7500万円で取得した土地を同学園に無償譲渡することを今月決めた。無償譲渡について首相は「国有地でないので私は影響のしようがない」と述べた。

 獣医学部の新設には、獣医師業…

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