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BABYMETALが「AMD Award」優秀賞受賞、MIKIKOは審査員特別賞

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モノリスを受け取るKOBAMETAL。

モノリスを受け取るKOBAMETAL。

BABYMETALがデジタルコンテンツなどの制作者を表彰する「デジタル・コンテンツ・オブ・ジ・イヤー'16 / 第22回AMD Award」にて、優秀賞を獲得した。

これは本日3月13日に東京・明治記念館 富士の間にて行われた「デジタル・コンテンツ・オブ・ジ・イヤー'16 / 第22回AMD Award」の表彰式にて明らかになったもの。BABYMETALはイギリスのThe SSE Arena, Wembley(ウェンブリーアリーナ)で日本人初の単独公演を行ったほか、世界各地で単独ライブを開催するなど「エンターテインメントビジネスの輸出」という点で大成功を収めたことが高く評価された。

表彰式にはスケジュールの都合で登壇できなかったBABYMETALに代わり、プロデューサーKOBAMETALが登場。KOBAMETALが記念モノリスを受け取ったあと、MCがBABYMETALからの「今回はこのような賞にBABYMETALを選出いただきありがとうございました。これからもBABYMETALはMETAL RESISTANCEの名の下に、国を超え、世代を超え、BABYMETALを通じて世界がつながり、ひとつになることを目指し活動を続けてまいります」というメッセージを代読した。

またBABYMETALやPerfumeの振り付け、ライブ演出をはじめ、2016年8月に行われた「リオオリンピック2016」の閉会式の引き継ぎ式における総合演出と演舞振り付け、昨年大ブームとなった“恋ダンス”も手がけたコレオグラファーのMIKIKOは審査員特別賞を受賞。彼女は「私は表現してくれる相手とスタッフに恵まれておりまして、Perfumeもそうですが、BABYMETALは小さな体で世界に立ち向かっている姿勢に背中を押されます。『逃げ恥』の恋ダンスはキャストの皆さんもそうですけど、関わっている皆様が情熱的で心が動かされました」とコメントした。

そのほか「デジタル・コンテンツ・オブ・ジ・イヤー'16 / 第22回AMD Award」では「君の名は。」「この世界の片隅に」「シン・ゴジラ」といった日本映画やドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」など全12作品が優秀賞を受賞。その中から古坂大魔王がプロデュースした「PPAP」はAMD理事長賞、中村獅童と初音ミク出演の最新テクノロジーと歌舞伎がコラボした舞台「超歌舞伎 今昔饗宴千本桜」は大賞を受賞した。プロデューサーである古坂大魔王の“代理人”として登壇したピコ太郎は「PPAP」をパフォーマンス。賞状とモノリスを受け取り、「本当に世界中の方が観てくれていて、フランスに行ったときにも『Hey! PPAP!』なんて言われて。一番感動したのがカンボジアの動画。電気のない地域の子供たちが、真っ暗な中で踊っているのを観て、愛とか魂とかそういうのが入ってる気がしたんです。愛にはデジタルもアナログもない。これからも愛を持って、曲と皆さんと妻を愛していきたいです。ありが玉置成実でした」と感謝の言葉を述べた。

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