2017年3月13日18時34分
菅義偉官房長官は13日の記者会見で、北朝鮮の6日の弾道ミサイル発射をめぐり、日本周辺を航行していた船舶・航空機に発射情報を伝え終えたのはミサイル落下から約20分後だったと明らかにした。菅氏は「(ミサイルは発射)10分後に日本に到達する。その範囲で情報提供するのは不可能に近い」と述べ、落下前の情報伝達は困難との認識を示した。
北朝鮮は6日午前7時34分、同国西岸の東倉里(トンチャンリ)付近から4発をほぼ同時に発射。約1千キロ飛翔(ひしょう)し、約10分後に日本海に落下した。
菅氏は会見で、発射情報を船舶・航空機に伝えたのは同日午前7時47分~同8時3分だったと説明。「事前通告もなく(発射が)行われ、どこに飛んでくるのか察知することは難しい。(情報伝達は)最短の時間で対応している」とし、「事前に防ぐことが最大限大事だ」と強調した。
自民党は「弾道ミサイル防衛に関する検討チーム」を設置し、日本の弾道ミサイル防衛(BMD)の増強について議論している。
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朝日新聞国際報道部