パチンコをやめたいのにやめれない。やめる方法を探している。そんなパチンコ依存症の人はこの3つの言い訳をするんですよね。
あなたもこんなこと言ってませんか?
今回はパチンコをやめたいという人に、パチンコをやめる方法をご紹介します。
パチンコをやめたいなら、この3つの言葉を使うことをまずはやめましょう。
そして自分が「パチンコ依存症」だと認知することがパチンコをやめることに繋がります!
パチンコをやめる方法
パチンコを娯楽ととらえ日常的にやり続けたことで、耐え難い苦痛と負の財産に悩み、人は罪を犯してします。
この「パチンコは娯楽」ととえたことの重大さに気づけなけれ、量産される不幸からは逃れる術はないのかもしれません。
そんな「パチンコ」ですが、それを克服しパチンコをやめるには、次の7つのサイクルを回すことが必要です。
1 学習
2 気づき
3 認知
4 決意
5 行動
6 克服
7 完全克服
このサイクルを繰り返すことで、確実に依存症を克服し治すことができます。
このうちの一番と二番の内容である「学習」と「気づき」について、前回の記事で詳しく説明していますので、まだご覧になられていない方は、まずはこちらをご覧ください。
【パチンコ依存症を克服するための7つのサイクル 学習と気づき】
今回はこれに続くサイクル 認知についてお話しながら、パチンコをやめたい!という人に、やめるためにまず使ってはいけない言葉を3つご紹介します!
どれもこれもパチンコ依存症の人なら口にしたことがある言葉でしょう。
パチンコをやめる方法はこれらの言葉を口にしないことから始まります!
パチンコ依存症を克服し治すための7つのサイクル
克服し治すための認知
「認知」とは、依存の現実をはっきりと認め、それが何であるか判断したり解釈したりする過程をいいます。
しかし依存者でパチンコをやめたいという人は、この認知作業を特に嫌がると思います。
そして否認の多用と病の存在を否定しながら同じ過ちを繰り返します。
パチンコをやめたいなら、はっきりとこれらの過程を認めなければ「やらない」という決意に結び付けることはできないばかりか「克服」へ進むこともできなくなります。
認知できない状況では、客観的に自分自身の依存症と向き合うことができません。
パチンコをやめたいなら、まずは「自分はパチンコ依存症である」ということを認知することが何よりも大切です。
そしてパチンコをやめたいという人ほど次の3つの言葉をよく口にします。
まずはこの考えを改める必要があります。
パチンコをやめたいなら口にしてはいけない3つの言葉
俺は病気ではない
まず一つ目はこれです。
「俺は病気ではない」
もちろんパチンコ依存症は全員が発症するわけではありませんので「俺は病気ではない」という言葉の正当性は理解できます。
しかし人生の優先順位の上位にパチンコがあるなら、この言葉は無駄に響くだけです。
パチンコ人口は1500万人と言われており、そのうち依存者数は約270万人、発症率は18%ととんでもなく高い数値になります。
一般的な病気でしたら、その病気の発症率が1%でも大流行で大騒ぎになります。
これがいかに高い数値か理解していただけると思います。
発症率18%が年間20兆円前後のパチンコの売上につながっているのです。
借金などで自分を見失い、家族などから再三注意されてもやめることができない、その異常性に気づけたら病気の認知もできるのですが、自覚の得られない依存者である本人は気づけないのです。
その基本に意思の問題があるのです。
この意思の問題は家族たちにもいえる問題です。
意思だけでは信用の低下と嘘と隠し事が山積みされるだけで克服の逆効果になります。
この段階で病気を認めない依存者数を責めても何も進展もありません。
それでも責めるのなら、パチンコをやめたいという本人は次第に口を聞かなくなり引きこもります。
克服初期段階では、本人に病気と認めさせることを急いではダメです。
まず、気づいた家族が病の実態を学ぶことです。
学ぶことで家族も、今までと違う対応ができるようになるのでパチンコをやめたい本人も少しづつ変化を見せ、そして次第に克服作業へ関心を示し始めます。
俺は誰にも迷惑をかけていない
二つ目の言葉はこれです。
「俺は誰にも迷惑をかけていない」
この考えをする人はパチンコ依存症になりやすいタイプです。
「誰にも迷惑をかけていない」というこの考えが、抑制不能状態に陥りやすくしているのです。
「もしかしたら迷惑をかけるかもしてない」と考えることができたら自然に理性も抑制も働きます。
しかし特に、以前ご紹介した潜在的依存者(潜伏期間)は、迷惑をかけていない、といいきります。
たしかにこの段階では小遣いの範囲で家族も認めていて、この言い分は通りそうですが、それが間違いなんです。
この状態を放置したために、後の人生で本人も家族も嫌というほど依存症の弊害を思いしることになるのです。
生活に密着のパチンコ環境が、人の価値と生活感までも狂わせますが、小遣いの範囲なら博打行為も常識だと堂々と主張できてしまう考えはやはり異常なんです。
パチンコをやめたい人は、さきほども述べましたが、パチンコ人口の18%もの人が依存症だという事実を忘れてはいけません。
やめようと思えばといつでもやめられる
三つ目の言葉はこれです。
「やめようと思えばいつでもやめられる」
やめようと思ってもやめられない、一時的にやらない期間があっても軍資金ができたら簡単に再熱したという人は後を絶ちません。
やり始めて2~3年目くらいの依存症者である本人は「俺は依存症になるほどやっていない」と言い切るはずです。
でも果たしてそうなのかとても疑問です。
依存症の「学習」も「気づき」も得られず「認知」もできていない依存者本人が平気で「やめようと思えばいつでもやめれる」といいますが、それでは家族が「やめてほしい」と何度なくお願いしても、やめない人たちがワンサカいるのはなぜでしょうか。
パチンコをやめたい人は、この事実を重く受け止めないとだめです。
もし受け止めれたら「やめようと思うといつでもやめられる」という考えは、依存症の症状だということに気づくはずです。
もし気づけたら認知もでき、強烈な音と光で頭がおかしくなり、おまけにタバコ臭く、貴重な生活費が消え、生気を失った人が溢れる異常空間に身をおくことはできないと思います。
人に勧められても「やらない」と断るでしょう。
しかし、それでもその異常空間に身をおいているとしたら「俺は依存症になるほどやっている」ということになってしまいます。
いつでもやめられるという安易な考えは破棄するべきです。
それは本当の意味でパチンコの中毒性を知らない言葉です。
依存症は「やめたい」と真剣に考えるようになったときは、すでに軽度依存症の後期から重度依存症の前期になっていると考えられます。
ここで「やめよう」と思ってもコントロールの喪失で自力回復が困難になり、危険な状態なのです。
克服途上の離脱症状について
「離脱症状」とは一般的には禁断症状のことをいいます。
家族も思いも実り、やっと「パチンコはやらない」と決意できた依存者に、離脱症状が現れるときがあります。
その離脱状態をいくつかご紹介します。
これには不安、焦燥感、不眠などの精神面と、食欲不振、発汗、発熱、手の震えなどの身体面のふたつがあります。
具体的には
- 意固地で融通がきかない
- 落ち着きがなく人の話を聞こうとしない
- 攻撃的で感情をむきだしにする
- ものを投げたり壊したりする
- 暴力をふるう
- 無口になる
- 引きこもる
これらの症状は、パチンコができないことの「我慢の限界」で起きることが考えられます。
周囲に人にとってはこんなことになるのなら「好きなだけやらせろ」と思いがちですが、重度のパチンコ依存症はこの離脱症状の何十倍もの不幸をまき散らす、本当に怖い病気だということにあらためて気づいてください。
パチンコをどうしてもやめれないときは
パチンコをやめたい人に、やめる方法として口にしてはいけない3つの考えをご紹介しましたがいかがでしたか。
最後にもう一度まとめておきます。
その3つの考えとは
「俺は病気ではない」
「俺は誰にも迷惑をかけていない」
「やめようと思えばいつでもやめれる」
まずは、この3つの考えを今すぐやめて、自分がパチンコ依存症であるということを認知しましょう。
それがパチンコをやめる入口です。
本気でやめたいのなら「もしかして依存では?」と思ったらその時点で、家族で専門家に相談を受けるのが賢明です。
家族の方なら、間違っても依存者である本人の問題だとして、本人だけを相談に行かせるようなことはしてはいけません。
いずれにしても、パチンコをやめたいなら、それなりの覚悟は必要なだということをしっかり認知すること。
これが何より重要です。
※こちらでパチンコ依存症の具体的な症状を紹介しています。自分のパチンコ依存度が分かります。ぜひ一度確認してみてください。
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