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【世界ミニナビ】
中国製ドローンで“空飛ぶタクシー”…今夏にもドバイでデビュー、無人運転化目指す未来都市
中東アラブ首長国連邦(UAE)を構成する首長国のひとつであるドバイの交通当局はこのほど、今夏にも一人乗りの「ドローンタクシー」を導入する計画を発表した。自動で飛行し操縦士は同乗しない。同国は2030年までに交通機関の25%を無人運転化する目標を掲げており、SF映画にある未来都市の風景が近い将来に現実のものになるかもしれない。
一人乗りの中国製
AP通信などによると、ドバイが導入を目指すのは、中国のドローンメーカー「イーハン」が開発した「イーハン184」。卵形の本体に一人乗りのシートを備え、四方に突きだした4本の支柱の先端に8枚の回転翼を備える。体重約100キロまでの人とスーツケース程度の荷物が積める。
1回の充電で飛行できるのは約30分で、飛行範囲はは50キロほど。速度は時速160キロまで出すことが可能だが、通常は100キロ程度で運行するという。
モデル機は2月にドバイで開催された大規模な国際会議会場で展示され、その際に交通当局が7月に導入を目指す計画を公表した。
ドバイは「ドローンタクシー」の運航イメージビデオも公開している。搭乗希望者はスマートフォンでタクシーを呼び、乗り込むと前方に備えつけのタッチパネルで目的地を指定する。地上のコントロールセンターから信号を受けながら飛行するため、搭乗者は座っているだけで目的地に到着できるという。
実現性には疑問符も
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