梅を見たくて曳舟にある向島百花園へ行ったんだけど、梅以外の春の花もかわいいのがいっぱい咲いてて、惹かれてしまった。
私がこの日一番気に入ったのは、カンヒザクラ(寒緋桜)。
桜の一種らしい。まだ三月初旬の寒い寒い東京なのに、桜が見れて嬉しかった。
下を向いて、濃いめのピンクが束になって咲くところが、まるでブーケみたい。
小さな女の子がピアノの発表会とかで着せてもらう、ふんわりしたスカートみたいでもある。
旧暦のお正月くらいから咲くからガンジツサクラ(元日桜)とも呼ばれるんだって。
「新春」って感じがする。写真を撮るようになって、ソメイヨシノ以外の桜も、楽しみになる。
向島百花園で見つけた春の花たち
ちょっとだけ写真を載せます。
ミツマタ。3月から4月にかけて黄色い花を咲かせる低木らしい。
ちょっと下を向いてるところが、パラシュートみたいでかわいい。
枝からひゅっと茎が垂れて咲いてる感じが面白いと思う。
私たちが「花の絵を描け」と言われて描くものより、本当の花の咲き方にはずっとバリエーションがあるんだなぁ。
赤と濃いピンクの間くらいの椿。
ワビスケ(侘助)。椿のひとつ。(椿って一口に言っても1000種類以上あるらしい…)
それにしても、こんな可憐なピンク色なのに「侘助」って。「侘美」だよねぇ(違う)
後で名前が分からなくなっちゃうので、この木の札もちゃんと撮っている。
この日はピンク色と赤色の椿が両方見れて嬉しかった。
スイセン、だよね…?木の札がなくなると、途端に不安になる。(違ったら教えてください)
フクジュソウ(福寿草)。入り口のところ、植木鉢の中で黄色い花がぽっぽっぽと咲いていた。
漢字で書くと福寿草。なんてめでたいんだ!
「春の七草」って言葉だけ唱えられる実物どんな草なのか知らない。
セリ(芹)、ナズナ(ペンペン草)、ゴギョウ(母子草)、ハコベラ(ハコベ)、ホトケノザ(田平子)、スズナ(蕪)、スズシロ(大根)。
せっかく実演してくれていたのに、「お相撲さんが勝負するとこみたいな場所に、大根が植えられてた」という印象しか残らなかった。風流な人への道は遠い。
ノボロギク。雑草なんだけど、かわいく植えられていて嬉しくなった。
ふわふわ綿毛で繁殖するのは、たんぽぽと一緒。
大人になったら植物の名前が全然わからない
子どもの頃は、植物図鑑を見るのが大好きだったし、静岡の田舎の幼稚園に通っていたので、いろいろ花や草の名前を知っていた気がする。
小学校に入ってからは、ファーブル昆虫記やシートン動物記にはまったりしていた。
なのに大人になると花の名前が全然わからない。
だから最近おでかけ先で出会った植物や動物の写真を、ブログに載せるのがとても楽しい。(読んでる皆さんにも楽しんでもらえるように、書きたい)
写真を撮ると細部までよく見るし心に残る。載せるときに名前を調べるし、調べてわからないときは読者さんに教えてもらえたりもして、ちょっとずつ分かるようになるのが嬉しい。
それでね、最後によくわからなかったお花を。
めちゃくちゃ綺麗なあなたはいったい、何者なの?
梅なんだろうか…すごくかわいい。
わかる人がいたら、ぜひ教えてください。
私たちがどんなに寒くても、もう春の準備は着々と進んでいるんだ。
緑くんは、いつもこのスタイルだけどね。
これ以上、頭の双葉が伸びても困るけどさ。
Sweet+++ tea time
ayako