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20代~30代のキャリアを考えるブログ

若手を中心としたキャリア構築について思ったことをつらつら書いていきます。

異業種転職は、あなたのキャリアを捨てることになる

キャリア相談室 第二新卒

20代中盤までであると、異業種転職をして失敗する人が数多くいる。スキルが活かせない転職をしている人が数多くいるので気を付けていただきたい。今回は異業種転職の注意点を述べる。

異業種転職の危険性

異業種に転職することの恐ろしさをわかっていない人が多すぎる。メーカーで半導体の営業をしている人が、投資銀行のM&Aのポジションで採用するかというと採用しない場合が大部分だ。20代中盤にして、新卒から1,2年たっただけでキャリアの選択肢が狭まっているのだ。どうしても行きたい人はMBAを活用し、頭いいです、優秀ですと相手にアピールすることで投資銀行業界でも採用してもらえる。 

そのため新卒の段階でどこの企業に入るかは重要になってくる。新卒でどこかの業界に入り、そこで専門性を高めていくのが一番理想的なやり方だ。いろんな業界でいろんな仕事をしてきましたという人は、マルチの商売をやっているうさんくさいオバサンの経歴を良く見せる(本人からみて)ことにしか使われないのではないか。新卒採用でもいろんなバイト30コしましたより、一つのバイトを4年間続けたほうがいいだろう。きちんと続けられる人なんだという印象を与えられる。

このように異業種へ転職することはあまりすすめない。よって新卒の就職活動は非常に重要なはずなのに、キャリア教育が不足している。ここの問題点についてはまた別の機会に述べたいと思う。キャリア教育がもっとしっかりしたら日本もよくなるのではないかと考えている。

異業種転職をどうしてもしたい場合

本題に戻る。異業種への転職は辞めておいた方がいいが、どうしても今の業界を辞めたい人がいるだろう。野村証券でリテールをやり続けることが疲れ、大和や日興でも同じことはしたくない、メーカーでずっと財務をしているのはつらい、辞めたいと思うのは個人の合う合わないがあるため気にすることではない。

その時に、これまでの延長線上にできるだけなるような転職をおススメしたい。例えば、外資系コンサルティングファームで通信業界の案件があったとする。NTT DoCoMoとKDDIの案件だとしよう。この場合、通信業界から来た人は活躍しやすいことは容易に想像がつく。通信関係はコンサルの中でも大きな額が動いているのでチャンスだ。

そのほか、ベンチャーであれば、金融業界にいたらフィンテック企業への転職。大手の電機メーカーにいたらIoT系の企業に転職といった形でこれまでの経験が生きる可能性がなくもない。

もしどこにもスキルがいかせなさそうな場合はどうしたらいいか。その場合は、自社出身の人が起業した会社にいくとよいだろう。やはり在籍していた企業のカルチャーは創業した会社でも大きく影響を及ぼす。そのため、あなたは在籍している企業のカルチャーのままそこに溶け込める。スキルはキャッチアップしていけばよい。

異業種転職は上記のように例をあげさせていただいた。 

掛け算の力を活かす

異業種転職で市場価値を高める方法を考える。延長線上になくても、二つの専門スキルのかけあわせで市場価値を高めることもできる。事業が作れる弁護士がいたらどうだろうか?ベンチャー企業としては法務を依頼したくなるだろう。営業力のあるWebエンジニアがいたらどうだろうか?専門的な話まで込み入ってお客さんから案件がとれそうだろう。

このように二つを掛け合わせて、市場価値を高めてほしい。

そのためまだスキルが身についていない段階で中途半端な転職をしてしまうのはもったいない気がする。異業種転職の場合、オンリーワンのキャリアになる可能性も高いので前職がもしかしたら生かせるかも、そのためには現職でつきぬけてほしいと思う。もちろん現職から逃げたい人の多くが、現職で成果を出せていないこともしっている。

結果は出ていなくても、知識は身につけた上で次の職場にいってほしい。次の職場で、~業界のことは○○さんが詳しいですよと話を振られたときにうまく対応できるかどうかは悩ましいところだろう。

異業種転職での心構え

異業種転職では年収をもとめないようにしよう。金融、コンサルにでも行かない限り、現年収維持ということはなかなかない。リクルートのような大企業だともしかしたら調整がきくかもしれないが。

新しい職場に幻想をもちすぎないようにもしよう。あまりに幻想を持ちすぎて、その期待値とのギャップに驚く。転職しなければよかったなんていうことにだけはならないようにしてほしい。

異業種転職で役立つ転職サイトを紹介しておく。

1.転職サイトの【BIZREACH(ビズリーチ)】 

様々な企業が未経験でとってくれる。高スペックであることが前提だ。

2.DODAエージェントサービス 

この業界にチャレンジできそうか?ということを確認しよう。