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香港トップが中国「国家指導者」職を兼務 異例の人事、影響力拡大狙いか 

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香港トップが中国「国家指導者」職を兼務 異例の人事、影響力拡大狙いか 

13日、北京の人民大会堂で習近平国家主席(右)と握手する香港政府トップの梁振英・行政長官(AP) 13日、北京の人民大会堂で習近平国家主席(右)と握手する香港政府トップの梁振英・行政長官(AP)

 今回の人事が異例なのは、梁氏が行政長官の任期満了を迎える6月末まで政協副主席を兼職する点だ。

 香港メディアによると、香港立法会(議会)の民主派議員の間では、兼職による「立場の衝突」を懸念する声のほか、「将来、政協幹部が在職のまま行政長官選に立候補する道を開きかねない」との指摘もある。

 香港返還20周年の節目を7月に控え、中国では独立派を牽制する動きが強まっている。政協は3日に行われた活動報告を修正し、「香港独立」行為への断固とした反対と、香港での「国情教育活動」推進を新たに盛り込んだ。李克強首相は全人代開幕日の5日、「『香港独立』に前途はない」と警告した。

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