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世界4階級制覇に挑む藤岡奈穂子「どうしても取りたい」

調印式と計量を終えた藤岡(左)とミジャン
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 「ボクシング・WBA女子世界フライ級王座決定戦」(13日、後楽園ホール)

 前日計量が12日、都内の日本ボクシングコミッション(JBC)で行われ、日本初、女子世界タイの世界4階級制覇を目指す同級2位の藤岡奈穂子(竹原慎二&畑山隆則)は500グラムアンダーの50・3キロ、同級1位のイサベル・ミジャン(メキシコ)は400グラムアンダーの50・4キロでクリアした。

 身長158センチの藤岡に対し、ミジャンは167センチと9センチ上回った。藤岡は「身長、リーチがある相手なので出入りがキーになる。自分の距離で闘いたい」と話した。ミジャンは「きれいな試合を見せたい。リーチを生かして闘う」と自信をのぞかせた。

 藤岡は今回、WBO女子世界ライトフライ級王座挑戦が発表されていたが、王者の突然の王座返上で団体も階級も変更となった。「ライトフライかフライ級で準備していたので問題ない」と、調整に影響のなかったことを強調した。4階級制覇という大記録に関しても「そこなしにはここまで続けてこれなかった。だけど、5階級制覇と言っているのでクリアしなければいけない」と必勝を宣言した。

 14年11月にはドイツでWBAの、16年10月にはメキシコでWBCの世界フライ級王座挑戦に失敗しており「2度逃している階級。どうしても取りたい」と悔しさを秘めている。

 6年前の3月11日、世界初挑戦の前日計量を終え、ジムに戻る途中で東日本大震災が発生し、世界戦が中止となった。「きのう、黙とうしました。4階級制覇と言われていますが、偶然この時期の世界戦なので初心に返って挑戦したい」と熱い思いでリングに上がる。

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