蹴球探訪
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【大相撲】17年ぶり4横綱場所 大荒れの春2017年3月13日 紙面から
◇春場所<初日>(12日・エディオンアリーナ大阪) 新横綱の稀勢の里(30)=田子ノ浦=は豪風を落ち着いて押し出して白星発進した。残る3横綱は、鶴竜が御嶽海を退けたが、白鵬(32)=宮城野=は正代に突き落とされ、日馬富士(32)=伊勢ケ浜=は関脇に転落した琴奨菊に完敗して、17年ぶりの4横綱時代で2横綱が敗れる幕開けとなった。新入幕の宇良(24)=木瀬=は佐田の海に勝った。 17年ぶりに迎えた4横綱時代は波乱の幕開けとなった。2人目の横綱として登場した日馬富士が大関復帰を目指す琴奨菊に、あっさりと押し出される。「初日なんでドキドキしながら、ましてや楽しみにしている相手なんで。集中していっただけ。調子もいいし、気持ちを切り替えて頑張りたい」と前向きに話した日馬富士だが、なんとなく雲行きが怪しくなる。 続く鶴竜はひやりとしながらも白星をつかんだが、結びの一番で白鵬が正代にまさかの黒星。引いたところを突き落とされ「(反省点は)引いたところかな」。気持ちが空回りしたかと問われると、「ウーン、まあ、そんな感じやね」と言葉を絞り出した。 4横綱のうち2横綱が初日に敗れたのは1999年秋場所以来、18年ぶり。過去、4横綱の初日からの連勝は7が最高であり、次にくるのは4連勝。そんなデータを裏付けるような厳しい現実が待っていた。 ただ、これで終わったわけじゃない。「まだまだこれから」と白鵬。初日黒星は昨年春場所以来だが、その場所は14連勝して36回目の優勝を飾っている。4横綱時代の1990年秋場所初日に黒星を喫した八角理事長も14連勝でその場所を制している。理事長は「これからでしょ。私は酒を飲んでガッと寝た。15日間取るには、寝ないと中盤から力が出ない」と奮起をうながしていた。 (岸本隆) PR情報 |