蹴球探訪
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【大リーグ】田中、4イニング完全7K 初日から6連続奪った2017年3月13日 紙面から
◇オープン戦 ヤンキース7−1タイガース大リーグは11日、各地でオープン戦が行われ、ヤンキースの田中将大投手(28)はタイガース戦に先発し4イニングを無安打無失点。先頭からの6者連続を含む7三振を奪うなど圧巻のピッチングで、オープン戦は3試合で計9イニングを無失点とした。チームは7−1で勝った。マーリンズの田沢純一投手(30)はアストロズ戦で4−0の4回から2番手で登板し、1イニングを三者凡退。チームは4−2で勝った。同じくマーリンズのイチロー外野手(43)は出場せず、フリー打撃などで調整に努めた。 3年連続の開幕投手が決定しているヤンキース・田中が、いきなりの奪三振ショーを見せた。初回を3者連続三振で終えると、2回のアウトもすべて三振で奪う6連続三振。「状態は特別良かったわけではありません」と振り返りつつ、「追い込んでからのボールが良かったからああいう結果になった」と胸を張った。 調整段階ということもあり、3回以降は「そうなるように仕向けた」と、微妙に変化する速球で打たせて取る投球に変更。6球で3人の打者を打ち取った3回の投球を「こうやって投げるのが僕のスタイル。理想だった」と満足そうだった。 この日の試合球は普段よりも滑ると感じたというが、「ゲームの中で修正はできた」。回が進むごとに制球は良くなり、オープン戦で課題としていたスライダーも握りが徐々に安定すると鋭い変化を見せ、その球で三振も奪った。 メジャー4年目の余裕からか、オープン戦への入り方にも変化があった。「オープン戦特有の感じてたものが今年はなくて、シーズン同様、試合にスッと入れてる」。球場の雰囲気や環境が違う中でも、集中力を切らすことなく自身の投球に集中できていることを収穫に挙げた。 次回登板は中5日で、17日に敵地で行われるタイガース戦の予定。4月2日の開幕に向けて田中の順調な歩みは止まらない。 (タンパ穐村賢) PR情報
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