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【ゴルフ】

藤崎莉歩、PO敗れ準V

2017年3月13日 紙面から

最終日、プレーオフでグリーン奥からのアプローチショットを外した藤崎莉歩=高知・土佐CCで(神代雅夫撮影)

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◇ヨコハマタイヤ PRGRレディス<最終日>

 ▽12日、高知県香南市・土佐CC(6228ヤード、パー72)▽晴れ、13・7度、南南東4・1メートル▽賞金総額8000万円、優勝1440万円▽51選手(うちアマ1人)▽観衆4925人

 3打差7位から出た全美貞(ジョン・ミジョン)=韓国=が、通算7アンダーで並んだ藤崎莉歩(25)とプレーオフ(PO)に進出。1ホール目のバーディーで決着をつけ、昨年10月マスターズGCレディース以来のツアー通算25勝目を達成した。同一大会6年連続のPOはツアー最多記録。全美貞は国内女子史上4人目の生涯獲得賞金10億円突破を果たした。3位にはキム・ハヌルと姜秀衍(カン・スーヨン)=ともに韓国=が入った。大会連覇を狙ったイ・ボミ(韓国)はイーブンパー27位、アマチュアの河本結(かわもと・ゆい)=松山聖陵高3年=は2オーバー37位だった。

 惜しかった。「でも、頑張ったほうでした」。

 2010年のプロテスト合格から、今年で8年目。これまで下部のステップアップツアーでは1勝(15年京都レディースオープン)したが、レギュラーツアーでの自己ベストフィニッシュは14年サイバーエージェントレディスでの13位。「ベスト10に入ってみたい」と自身初の最終日最終組をスタートした藤崎が、目標以上の健闘で存在をアピールした。

 11番までスコアカード通りのパープレーの後、12番でボギーを先行したが、大詰めの15、16、17番で3連続バーディー奪取。6メートル、4メートル、そして3つめはグリーン奥のカラーから13メートルをパターでねじ込んだ。「ラインはわかってました。先に近くから打った大山さんのタッチも参考になった。ラッキーでしたね」と藤崎。「案外冷静にプレーできたんです。目の前のことに集中していてスコアボードも見ることができなかったけど。見てたら体が動かなくなりそうだったし」という。

 プレーオフは「人生初めてだったから、楽しみな気持ちのほうが大きかった。もうちょっとやりたかったです」。負けたことより1ホールでの決着を残念がった。

 父・敬一さん(59)はレッスンプロ。今オフは親子で1週間の沖縄合宿を行い、弱点だったアプローチを徹底練習した。その効果が早くも好結果に。「シード選手になること。優勝もしたい」と残りシーズンに夢が広がった。 (月橋文美)

 

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