防災ヘリ墜落 殉職隊員乗せた車が職場回り最後の別れ
k10010904251_201703091222_201703091224.mp4
長野県松本市の山の斜面に県の防災ヘリコプターが墜落し9人が死亡した事故で、亡くなった消防隊員やパイロットを乗せた車がそれぞれの職場を回り、最後の別れを告げました。
今月5日、松本市の鉢伏山の斜面に県の防災ヘリコプターが墜落した事故では、乗っていた県の消防防災航空隊の消防隊員やパイロットなど9人が死亡しました。
このうち、松本広域消防局から航空隊に派遣されていた消防隊員、高嶋典俊さん(37)のひつぎを乗せた車が、松本市にある消防局に入ると、およそ250人の職員が一斉に敬礼をして迎えました。
そして、高嶋さんの父親の俊郎さんと妻の碧さんが、車から降りて、「ありがとうございました」と述べると、職員たちは涙を流しながら見送っていました。
また、松本空港にある県の消防防災航空隊にも、パイロットの岩田正滋さん(56)と消防隊員の瀧澤忠宏さん(47)のひつぎを乗せた車が訪れ、最後の別れを告げました。
瀧澤さんの家族は「お世話になりました」とあいさつし、集まった職員などおよそ40人が一礼をして見送っていました。
県消防防災航空センターの滝沢重人所長は「志の高い優秀な隊員を亡くしてしまい、非常に残念です。彼らの志を引き継いで、消防防災の活動を維持していきたい」と話していました。
このうち、松本広域消防局から航空隊に派遣されていた消防隊員、高嶋典俊さん(37)のひつぎを乗せた車が、松本市にある消防局に入ると、およそ250人の職員が一斉に敬礼をして迎えました。
そして、高嶋さんの父親の俊郎さんと妻の碧さんが、車から降りて、「ありがとうございました」と述べると、職員たちは涙を流しながら見送っていました。
また、松本空港にある県の消防防災航空隊にも、パイロットの岩田正滋さん(56)と消防隊員の瀧澤忠宏さん(47)のひつぎを乗せた車が訪れ、最後の別れを告げました。
瀧澤さんの家族は「お世話になりました」とあいさつし、集まった職員などおよそ40人が一礼をして見送っていました。
県消防防災航空センターの滝沢重人所長は「志の高い優秀な隊員を亡くしてしまい、非常に残念です。彼らの志を引き継いで、消防防災の活動を維持していきたい」と話していました。
献花台には大勢の人が
この事故で、亡くなった消防隊員らが所属する県消防防災航空隊の建物には献花台が設けられ、大勢の人が花を手向けています。
献花台は松本市にある消防防災航空隊の建物の中に設けられ、地元の住民などが相次いで訪れ、花を手向けたあと、墜落現場の鉢伏山の方向に手を合わせて祈りをささげていました。
亡くなった消防隊員らがよく訪れていたという飲食店の従業員の女性は「店によく来てくれていた皆さんだったので悲しいです。本当に無念でしかたないです」と涙を流しながら話していました。
親戚がかつて消防防災航空隊で勤務していたという60代の男性は「ひと事とは思えず献花に訪れました。非常に気の毒で残念です」と話していました。
献花台は松本市にある消防防災航空隊の建物の中に設けられ、地元の住民などが相次いで訪れ、花を手向けたあと、墜落現場の鉢伏山の方向に手を合わせて祈りをささげていました。
亡くなった消防隊員らがよく訪れていたという飲食店の従業員の女性は「店によく来てくれていた皆さんだったので悲しいです。本当に無念でしかたないです」と涙を流しながら話していました。
親戚がかつて消防防災航空隊で勤務していたという60代の男性は「ひと事とは思えず献花に訪れました。非常に気の毒で残念です」と話していました。