2時間半あるので長いのだが、展開が早いので飽きたりダレたりすることなく見られる。前半から地獄が始まっている、と思ったら、コミカルなシーンも多く笑いを誘う、それがまたスベってないところがすごい。前半は、人が死ぬとすぐ次のシーンでもりもり食事している。後半になると食事シーンは不愉快なものへ変わり、特に最後の食事はまさに死と隣り合わせとなった恐怖の演出へと移っていく。
よそ者を排除しようとする閉鎖的な村、おそらくであるがこの村に今まで外から来た人間が居つくことはなかったのであろうと想像できる。ましてや日本人だ、なにをしにここへ来たのかと主人公が問い詰めるのも無理はない。呪いと村と凄惨な殺人、という点のみ抜き出せば、『ひぐらしのなく頃に』を連想させる(というか『ひぐらしのなく頃に』が、こういった要素をぎゅうぎゅうに詰め込んで作られた物語である。あの女がオヤシロ様だよ(前半で特に気に入ったのが、あの女が石を投げながら近づいてくるところ。奇怪で怖い。のに、笑ってしまう。
この内容で映倫区分はまさかのG指定だ。言われてみれば、写真に写った傷跡のアップはあるものの、死体や殺人の詳細な描写はない。幼女のパンツはアメリカだったら指定が入りそうだとは思った。噂では、韓国で子供が悪さをすると「國村隼が来るよ!」と脅かしたと聞いた。すごいな。なまはげ扱いか。
キリスト教的な描写も大いにありつつ、結論は観客に委ねる形である。かといってふんわり終わるかというとそんなことは全く無いのだ。熱の入った役者陣の怪演(子役の恨みがましい目つきたるや)、主人公のポンコツ具合、國村隼の得体のしれなさ。途中、ゾンビ映画風にもなり、とにかく監督がやりたいこと入れたい要素をこれでもかとぶち込んできたことが解って楽しい。後半のお気に入りは日韓祈祷対決。すげー楽しそう。二転三転する物語に、思いっきり転がされた感がある、楽しかった。作ってる方も楽しかったんではないかなあ、だったらいいなあなどと思ってしまう。
そうだ、呪いと祈りは似ている。強い思いによって何かを成そうとする、その想いは、どこへ向くのか。
よそ者を排除しようとする閉鎖的な村、おそらくであるがこの村に今まで外から来た人間が居つくことはなかったのであろうと想像できる。ましてや日本人だ、なにをしにここへ来たのかと主人公が問い詰めるのも無理はない。呪いと村と凄惨な殺人、という点のみ抜き出せば、『ひぐらしのなく頃に』を連想させる(というか『ひぐらしのなく頃に』が、こういった要素をぎゅうぎゅうに詰め込んで作られた物語である。あの女がオヤシロ様だよ(前半で特に気に入ったのが、あの女が石を投げながら近づいてくるところ。奇怪で怖い。のに、笑ってしまう。
この内容で映倫区分はまさかのG指定だ。言われてみれば、写真に写った傷跡のアップはあるものの、死体や殺人の詳細な描写はない。幼女のパンツはアメリカだったら指定が入りそうだとは思った。噂では、韓国で子供が悪さをすると「國村隼が来るよ!」と脅かしたと聞いた。すごいな。なまはげ扱いか。
キリスト教的な描写も大いにありつつ、結論は観客に委ねる形である。かといってふんわり終わるかというとそんなことは全く無いのだ。熱の入った役者陣の怪演(子役の恨みがましい目つきたるや)、主人公のポンコツ具合、國村隼の得体のしれなさ。途中、ゾンビ映画風にもなり、とにかく監督がやりたいこと入れたい要素をこれでもかとぶち込んできたことが解って楽しい。後半のお気に入りは日韓祈祷対決。すげー楽しそう。二転三転する物語に、思いっきり転がされた感がある、楽しかった。作ってる方も楽しかったんではないかなあ、だったらいいなあなどと思ってしまう。
そうだ、呪いと祈りは似ている。強い思いによって何かを成そうとする、その想いは、どこへ向くのか。
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