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メキシコから米国への国境トンネル、摘発224本 DEA調査 壁建設の効果はある?

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メキシコから米国への国境トンネル、摘発224本 DEA調査 壁建設の効果はある?

米墨国境間を隔てるフェンス。走るトラックはメキシコ側。トランプ米大統領は数百億ドルをかけて国境線に壁を設けるとしている=1月25日、米ニューメキシコ州アナプラ(AP) 米墨国境間を隔てるフェンス。走るトラックはメキシコ側。トランプ米大統領は数百億ドルをかけて国境線に壁を設けるとしている=1月25日、米ニューメキシコ州アナプラ(AP)

 【ロサンゼルス=中村将】中米メキシコから米国に向けて掘られたトンネルが1990年から2016年3月までに計224本みつかっていることが米麻薬取締局(DEA)の調査で分かった。トランプ米大統領は国境に壁を建設し、麻薬組織や犯罪組織のメンバーの不法入国を食い止めようとしているが、壁の効果は未知数といえそうだ。

 DEAによると、みつかったトンネルの8割以上の185本が米国まで到達していた。メキシコ国境と接しているのはカリフォルニア、アリゾナ、ニューメキシコ、テキサスの4州だが、大半はアリゾナ州でみつかっているという。

 AP通信によると、カリフォルニア州サンディエゴで09年にみつかった麻薬密輸トンネルは深さ約21メートル、幅約90センチ、長さ約824メートル。輸送用の貨車の線路が敷設され、照明や換気システムも装備されていた。

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