SP(エスピー) #09 2017.03.08

(重田)だから積みすぎるなって言ってんだろう。
何回言ったらわかんだよ!
(重田)おい。
お前慣れたか?
(キャスター)「総理就任時からの公約であった教育改革法案を成立させ今日無事に会期を終えた麻田総理が記者の囲み取材に応じました」
(麻田)「うん。
難しい局面も多々あったけど何とか無事に乗りきれたね。
国民の皆さんのために誠心誠意力を尽くしていきたいと思ってますよ。
うん。
君たちマスコミもあんまり僕をたたかんでくれよ。
ハハハ…」
(室伏)田中。
(室伏)問題なさそうじゃないか。
(田中)なさすぎるんです。
刑務所を出てからひと月がたちますがほとんど家と仕事場を往復するだけの毎日なんです。
(室伏)オレの生活にそっくりだな。
休日は何をやってるんだ?
(田中)家にこもりっきりです。
ほかに気になる事はあるのか?
(田中)特にありません。
(室伏)服役中の態度も良好だったみたいだし自分が犯した罪に対する悔悟の念も素直に表してんだろ。
きちんと更生して出所したんじゃないのか。
何にせよ再犯の兆候は見当たらないんだろ。
(田中)信号無視さえしません。
(室伏)幼稚園児みたいに手を上げて渡ってたりするのか?フフッ。
とにかく山西の調査は打ち切りだ。
(田中)もう少しだけフォローさせてもらえませんか?
(室伏)ダメだ。
次の任務に就け。
外国からわんさと入国してきてるテロリストたちのおかげで人手が足りないんだよ。
幼稚園児のままでいてくれるといいんですが。
(園児たち)はーい。
(園児たち)おにいちゃん遊ぼう。
(井上)井上です。
(石田)そっちはどうだ?時間も人手も足りないっすよ。
(石田)わかってる。
もっとちゃんと念入りに検索したいっす。
わかってる。
一応の検索は終わりました。
あと5分ぐらいで到着する。
了解です。
はいはいはいはいはい。

(一同)せーの!いらっしゃいませ!
(土田)ありがとう。
どうもありがとうね。
これ僕が描いたの?
(中尾)こんなものを上に通せるわけがないでしょう。
常識で考えればわかるじゃないですか。
それにわたしは警護課には独自の捜査班も爆発物処理班も狙撃対策班も必要ないと思いますがね。
(尾形)本当にそうお思いですか?長く現場におられた課長ならどれほど綱渡りの状況で警護が行われ続けているか深く理解されていらっしゃると思っていましたが。
よしんば上の理解を得られたとしても財務省が予算を下ろしてくれるわけがないでしょう。
差し迫って目に見える脅威が存在しないんですからね。
防衛省にばく大な予算が下りるのはミサイルを発射するような隣国が存在するからですよ。
そんなこと言われるまでもなくわかってるでしょ。
これまで何度か目に見える脅威があったはずですが。
(悲鳴)
(男)おりゃー!存在しないはずの脅威の話はしないでください。
とにかくこんなものは無意味ですね。
わかりました。
君の熱意は買いますがそれが空回りしないように願ってますよ。
あっ尾形君。
うっかりしてました。
後で警護計画会議があるからそれに出てください。
わかりました。
マルタイはだれですか?麻田総理です。
(重田)おい。
次これだよ。
今日はうるさいお目付け役がいるみたいですからできればいい子でいてくださいよ。
(西島)ご存じだと思いますがこちらは麻田総理の首席秘書官高島さんです。
(西島)では早速始めましょうか。
警護計画書をご覧になってください。
詳しい説明は首相担当警護一係の豊嶋係長にしてもらいます。
(豊嶋)2日後に永正大学で執り行われる永正記念館落成式典に麻田総理が参加なされます。
式典は永正記念館アトリウム部分で開かれます。
所要時間は午後1時からの90分ほど。
麻田総理は式次第すべてに出席なさいます。
永正記念館は講堂や音楽ホールカフェテリアなどが混在する複合施設になっていますのですべてをカバーする警護は事実上不可能です。
したがって必然的にアトリウム部分を厚くカバーする警護になります。
予定人員は一係の首相担当6名先着および居残り10名応援20名の計36名で警護にあたりたいと思ってますがいかがでしょう?
(小波)土曜日の昼間ですか。
学生の出入りはどうなってるんですか?
(豊嶋)大学は全校休校の予定ですが学生の出入りを制限はしないようです。
総理の出席は当日まで公にはしないことになっていますがほぼ公然の秘密になっていますので学生一般人も含め大人数の見物人が出る可能性もあります。
どうしましょう?管理官。
所轄の制服に応援を頼みますか?
(高島)やめてください。
大学内の自治の問題もありますしそれに制服にウロチョロされたら式典の雰囲気が台なしになるでしょう。
一般人にとって警察の制服は安全ではなく威圧感の象徴なんですから。
(小波)了解しました。
大学内の自治を尊重して構内には制服組を立ち入らせないようにしましょう。
36名もいれば大丈夫なんじゃないんですか。
どんなもんですかね?
(中尾)よろしいんじゃないでしょうか。
式が始まった後の大学構内への入場規制は行わないんですか?実質的に無理ですね。
正門や裏門を固めたとしても構内に出入りできるポイントは無数にありますからね。
すべてをカバーしようとすると国際会議なみの人員が必要になりますよ。
金属探知機などのテロ予防対策の実施は?
(高島)はあー。
うちの先生の支持率を落とすつもりですか?この国は独裁国家じゃないんですよ。
金属探知機など今はどの国でも当たり前になってると思いますが。
この国は違うんですよ。
とにかくうちの先生があたかもテロを恐れているようなイメージを植えつけるような警護は勘弁してくださいよ。
では制服警官は大学の周辺警護だけにあてるようにします。
以降脅迫や襲撃予告などがない場合はこの計画のままということでいきましょう。
よろしいですよね?管理官。
(小波)はい。
高島さんもよろしいでしょうか?
(キーを打つ音)
(メールの着信音)
(メールの着信音)
(メールの着信音)
(メールの着信音)
(川野)すいません。
ちょっといいですか?お話ししたいことがありますんで少しだけお時間いただけないでしょうか?
(山西)どちらさまですか?高島の使いの者です。
お願いします。
山西さん。

(川野)受け取りませんでした。
(高島)何か言ってたか?
(川野)昔のことは忘れたいと言ってました。
だから自分のことも一刻も早く忘れてほしいと。
(高島)何してんだ?早く取り押さえろ!
(男)はいそうか。
(川野)ウソを言っているようではありませんでしたが。
どうしましょうか?使い勝手のいい2人組の掃除屋がいますんでそいつらに処理させますか?やめろ。
先生はチンピラ議員じゃないんだぞ。
もしマスコミにでもかぎつけられたらどうする?
(川野)はい。
(高島)戻るぞ。

(キャスター)「昨年から永正大学内に建設が進められていた永正記念館の工事が昨日終了しその姿を学生たちの前に現しました。
永正記念館は総工費20億円をかけた複合施設で図書館や音楽ホールスポーツジムなど収容施設は多岐にわたっています。
その中の1つである多目的ホールには『麻田雄三記念講堂』と現職総理大臣麻田雄三氏の名前がつけられました。
その背景には永正記念館の建設にあたって卒業生である麻田総理自ら多額の寄付をしまた麻田総理の呼びかけにより各界で活躍する卒業生たちに寄付を募った結果目標額をはるかに超える額が集まるという麻田総理の尽力がありました。
大学側は感謝の意を表すため麻田総理の名を掲げることに決定し理事会も満場一致で賛成の声を上げました。
麻田総理は大学側の決定に恐縮しつつも素直に喜びを表しているとのことです。
落成式は今週の土曜日に行われる予定です」
(室伏)田中。
(田中)何でしょう?
(室伏)麻田総理出席のイベントが2日後にある。
お前イベントに潜って不審者の内偵やってくれ。
(原川)差し入れです。
(石田)どうも。
(原川)はーい。
(笹本)ありがとうございます。
(井上)ありがとうございます。
(山本)いただきます。
(笹本)石田さんって昇任試験の勉強とかしてるんですか?
(石田)してるわけないだろ。
どこにそんな暇があるんだよ。
(笹本)ですよね。
(石田)SPやってる間昇進は無理だな。
(笹本)ですね。
あれ?笹本さんって出世とか興味あるんでしたっけ?
(笹本)多少はあるよ。
ふーん。
(笹本)何?そのやな感じ。
何もないっすよ。
ウソつけ。
どうせわたしのこと出世エゴの塊とか思ってんでしょ。
被害妄想強いっすね。
お前は食欲の塊か!
(石田)これから何か用事あんのか?
(山本)ないです。
ないっす。
(石田)じゃあ軽く飲んで帰るか?
(山本)いいっすねそれ!あっ。
(笹本)何?突然の合コンの誘いっす。
お疲れでした。
何してんの?合コンがうまくいかないように祈ってるんです。
あいつに合コンが入るたびに毎回やってます。
お前は最高にスケールの小さい男だな。
(エレベーターの到着音)何だよ!?はっ?何か言いたいことあんだろ。
別にないよ。
ホントかよ。
ほいほいほら。
やめろ。
機嫌悪いね。
何だよ!その思わせぶりな感じは。
(エレベーターの到着音)気をつけろよいろいろと。

(呼び出し音)・・
(呼び出し音)・・
(ノック)・
(女)はーい。

(久田)まずあいさつのときだけど当たり前のことを言うようだけど麻田総理にきちんとスポットライトが当たるように照明の設置に気をつけてね。

(記者)よろしくお願いします。
(品田)ああおはよう。
(記者)おはようございます。
かわいいですね。
(ほえる声)背後につけ。
(山本)はい。
(記者)毎日このお時間なんですか?
(品田)そう。
空気が気持いいからね。

(女)女性の働く権利を守ろう!
(一同)守ろう!
(女)多様化する女性の社会的責任に対する権利の保障をしましょう。
男女雇用均等は…。

(フロント係)ごゆっくりどうぞ。

(引き金をひく音)
(引き金をひく音)お前ののろい効くんだな。
集合しろ。
(4人)はい。
オレたちはあした一係の応援警護に就く。
マルタイは麻田首相だ。
計画書を精読して万全の警護に挑むように。
以上だ。
今日は早く帰って体を休めろよ。
(笹本・山本)はい。

(殴る音)何の用だ?
(田中)山西一弥をご存じですよね?知ってたとしたら何だっていうんだ?
(田中)昨日の夜から行方をくらましています。
ひと月前に出所してたんですよ。
(田中)念のためお耳に入れておこうと思っただけです。
それじゃあ。
・『wayoflife』2017/03/08(水) 01:10〜01:55
関西テレビ1
SP(エスピー) #09[再][字]

「巨大アトリウムを警護せよ」

詳細情報
番組内容
井上(岡田准一)らが日常業務をこなす中、尾形(堤真一)は中尾(江上真悟)に警護課改革案上申書を提出。が、中尾は受け取りもせず、第4係が2日後のイベントに出席する麻田首相(山本圭)の警護応援に入ることを告げた。一方、麻田首相に対するテロ及び井上の両親刺殺のため20年服役していた山西(平田満)は、出所後1週間監視していた公安・田中(野間口徹)の監視が終わったことを確認する。麻田首相の警護計画会議は
番組内容2
首席秘書の高島(近江谷太朗)が体面を重んじ非協力的なため最低限のものに決定。自室に戻った理事官の西島(飯田基祐)は、なんと謎の男(古山憲太郎)に向けて「2日後決行」との指示メールを、さらに以前井上に確保され釈放されている大男(三代目魚武濱田成夫)にも情報を漏らすメールを送る。その夜、山西の前に高島の側近が接触し何やら金を渡そうとするが、山西は受け取りを拒否。しかし、実は麻田首相へ憎悪の気持ちを
番組内容3
燃やす山西は麻田首相が参加するイベントを察して行動を起こし始める。山西の不在が気になり部屋に踏み込んだ田中は、部屋から麻田首相への深い悪意を感じ険しい表情を浮かべる。イベント前日、謎の男は狙撃銃を持ち、山西は街中をパトロール中だった警官を襲い拳銃を手に入れる。そして、第4係では尾形から井上らに翌日が麻田首相の警護であることが告げられるが、複雑な感情が渦巻く井上は惨劇のあった広場に足を運び…。

出演者
岡田准一 
真木よう子 
松尾諭 
神尾佑 
飯田基祐 
平田敦子 
野間口徹 
平田満 
山本圭 
堤真一ほか

原作・脚本
【原案・脚本】
金城一紀

監督・演出
【プロデューサー】
高井一郎 

【総監督】
本広克行 

【演出】
波多野貴文 
藤本周

音楽
菅野祐悟

【主題歌】
「way of life」V6(avex)

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz

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