蹴球探訪
異端のレジェンド 土屋征夫 41歳9カ月“J1最年長出場”(5月25日)
【格闘技】村田、初世界戦は5.20有明で2017年3月12日 紙面から
◇WBAミドル級ボクシングの2012年ロンドン五輪ミドル級金メダリストで、現在プロの同級でWBA・WBO2位、WBC・IBF4位につける村田諒太(31)=帝拳=が、5月20日、東京・有明コロシアムでWBA世界同級暫定王者ハッサン・ヌダム・ヌジカム(33)=フランス=を相手に世界初挑戦を行うことが11日、明らかになった。近く正式に発表される。 村田の世界獲(と)りに最高の舞台が整った。これまで、米ラスベガスなど海外での世界挑戦が濃厚とされていただけに、日本開催というのはビッグサプライズと言っていいだろう。村田陣営は昨春からWBO同級王者サンダース(英国)と対戦交渉を重ねてきた。2度にわたって成立寸前までいったが、自国開催にこだわるサンダースがそのたびに拒否してきたという。そこで、浮上したのが、ヌジカム。35勝(21KO)2敗の実力者で初防衛戦となる。好試合になることは間違いない。ヌジカムは暫定王者だが、勝った方が正規の王者となる。 WBAのミドル級ベルトはマービン・ハグラーやフェリックス・トリニダードらスーパースターが巻いたベルト。果たして村田もそのベルトを日本のファンの前で巻けるのか。「5・20、有コロ」で新たな歴史が刻まれる。 <村田諒太(むらた・りょうた)> 1986(昭和61)年1月12日生まれ、奈良市出身の31歳。182センチ。中学1年からボクシングを始める。南京都高(現京都広学館高)で高校5冠。東洋大に進み、2004年全日本選手権初優勝。08年の北京五輪アジア最終予選で敗れ一時引退、東洋大の職員としてボクシング部のコーチ就任。09年現役復帰し、全日本選手権3連覇。12年ロンドン五輪で日本選手48年ぶりの金メダル。12戦全勝(9KO)。右ファイター。 PR情報
|