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法華狼の日記

2017-03-11

[][]そもそも東日本大震災からの自主避難は、必ずしも原発事故と関係なかった記憶があるのだが

なぜ5年たっただけで戻ってくることが当然視されたり、逆に原発事故をもってのみ帰宅困難が指摘されているのだろうか?という疑問をおぼえる意見が時々ある。

2011年3月、津波が引いた後も長期間にわたって余震がつづいていた。本震には耐えた建造物も崩れる恐れがあったし、本震の記憶が呼びおこされる精神的な苦痛もあった。

インフラも壊滅状態で、交通や輸送の回復にも時間がかかることが予想されていた。西日本物流などは問題がなかったため、当時は避難することに被災地の負担を減らす効果があるという意見すら見かけた。


たしかに事故の起きた原発周辺に居住が許されない問題はある。しかし、そもそも東北3県にわたって3万人以上が6年たった今も仮設住宅で生活している。

震災6年 今も仮設住宅に3万3854人 | NHKニュース

岩手宮城福島の3県のまとめによりますと、先月末の時点で3万3854人がプレハブなどの仮設住宅での暮らしを余儀なくされています。このうち、岩手県では、1万383人、宮城県では、1万1616人、福島県では、1万1855人となっています。

これほど長期間にわたって仮設住宅の生活を余儀なくされるとは予想していなかったにしても*1、被害の少ない地域に移ることが合理的でなかったとは思えない。

*1:なお、復興リソースが原発事故の収拾に食われているという意見はあるかもしれない。これもまた原発事故による直接的な健康被害とは別個の論点があるということ。

ある在日ある在日 2017/03/11 23:09 東北は神戸と違い、物が集まってきて住む場所でもなく、大都市圏を結ぶ経路にあるわけでもないですからね。
もともと既に廃れていく途中にあったし、特に被災地が自力で回復するのはハッキリ言って今後も無理でしょう。
が、住もうとする側から見れば、政府の"ドーピング"ありきの社会ほど、頼りない場所はありません。ドーピングはすぐに切れると馬鹿でも分かりますからね。
"自力"で回復する兆しがない限り避難した物は戻らない。そしてその"自力"は無理だとわかりきってるので、ほとんどはもう戻らないでしょうね。

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