内戦が続くシリアの首都ダマスカスで11日、2度の連続爆発があった。複数のアラブメディアによると、少なくとも40人が死亡、100人以上の負傷者が出ているという。シリアの国営通信SANAは「テロリストによる攻撃」と非難し、死傷者の大半は民間人としている。犯行声明は出ていない。
SANAによると、現場は首都中心部の旧市街周辺で、有名な宗教指導者の墓地の近くで起きたという。複数のアラブメディアは、巡礼者を乗せたバスを狙った自爆攻撃だったと報じている。
ダマスカスはアサド政権のおひざ元。政権側はロシアやイランの支援を得て軍事的優勢を保っているが、政権支配地域では過激派組織「イスラム国」(IS)などによる自爆攻撃が相次いでいる。(イスタンブール=春日芳晃)
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朝日新聞国際報道部