今回は造次顛沛(ぞうじてんぱい)です。
あわただしく、あっという間の時間、のことです。
あわただしく、あっという間の時間、のことを、造次顛沛?使いにくいなぁ。
どんな、わずかな、あわただしい時でも、仁の心を忘れてはいけない、という孔子の言葉の一部なんです。
造次顛沛は、あわただしい、あっという間の時間だけど、言いたかったのは、そういうことなんだ。
孔子は、お金持ちになることは、悪くない、だってみんな欲しいでしょ、欲しいものを努力して手に入れるのはいいことだ、しかし、悪いことをして手に入れた富にはなんの価値も無いでしょ、どんな少しの時(ここ造次顛沛)も、仁の心を忘れないのが君子と言うものだ、と言ったんです。
じゃあ、片時も忘れるな、みたいに使えばいいんだ。この字から、全く意味が読み取れないんだけど。
「造」には、作る、始める、にわか、あわただしい、などの意味があります。
「造」だけで、もう、あわただしいんだ。
「造次」で、あわただしい時間、わずかの時間となります。「顛沛」は、つまづくこと、そこからつまづく様なわずかな時間も意味します。
「造次」だけでも使えます、造次にも感謝の気持ちを忘れたことはございません、みたいな使い方ですね。
つかわねぇ~。
おっと失敬、なるほどね。便利だね~☆
出典は「論語」でした。
今日は 四要素と世界の根源 です~☆ ぜひごらん下さい~☆