飲食店などの商店をはじめ個人ビジネスを営む人は、ホームページが欲しいなぁと思っている人は多いだろう。ホームページがあるとWebからの集客が期待できる。
しかし、ホームページを作るといっても素人にはよくわからないもので、どういう手段があって、費用がいくらかかるかわからない。
そういう人に向けて、いくつかホームページの作り方を紹介してみる。それぞれの特長やメリット/デメリットを比較する。
ホームページを作る方法
ここでは、ホームページを作る方法を4つ紹介する。
- プロに依頼する
- ホームページ作成サービスを利用する
- HTML/CSSテンプレートを使って自作する
- WordPressテーマを買って自作する
1はWeb制作業者にホームページ作成を依頼する方法。2はwebサービスを利用する方法で、用意されたデザインテンプレートに自分で文章や写真を入力する。3、4はテンプレートを自分で導入するところからはじめて自分で作る方法である。
1→2→3→4順番に難易度が上がる。
まずは下に、1~4の特徴を示しておこう。
コスト | 手間 | 専門知識 | 自由度 | |
---|---|---|---|---|
1.プロに依頼 | 高い | なし | 不要 | ◯ |
2.HP作成サービス | 安い | なし | 不要 | × |
3.テンプレート | 安い | 面倒 | 要 | △ |
4.WordPress | 安い | 面倒 | 要 | ◯ |
予算に余裕があって自分は自分の仕事に集中したいという人は、制作から管理まで全て業者まかせでもOKだが、個人事業用の簡単なホームページなら自分で作るのもそこまで難しくはないので、自作に挑戦してみるのもいいだろう。コストも抑えられる。
プロに依頼する
コスト | 手間 | 専門知識 | 自由度 | |
---|---|---|---|---|
プロに依頼 | 高い | なし | 不要 | ◯ |
プロに依頼する場合は専門知識は不要で、希望だけ言って丸投げですることもできる。
ただ、プロに依頼、といってもプロにも色々ある。
ゼロからオーダーメイドでホームページを作る業者もあれば、予め用意されたデザインテンプレートに文章を流し込んで、少し装飾するだけの業者もある。
当然、前者は制作料金が高く、後者は量産型のよくあるホームページになる可能性が高い。
素人がWeb業者の良し悪しを事前に見分けるのは難しいが、その業者の制作実績をよく見ておこう。自分の好みにあうホームページが過去に制作されていれば、同じようなクオリティは期待できる。ただ、素敵なデザインはたいてい制作料金が高い。
デメリット :コスト高い
費用(目安):5万~2、30万円(初期費用)+数千円~/月(管理費用)
ホームページ作成サービスを使う
コスト | 手間 | 専門知識 | 自由度 | |
---|---|---|---|---|
HP作成サービス | 安い | なし | 不要 | × |
個人の店、個人事業レベルの簡単なホームページならば、Web業者に制作を依頼せず自分で作るのも現実的だ。ホームページ作成サービスを使えば、コストも少なくて済むし、3、4ページのサイトは簡単に作れる。
サイト作成サービスを使ったホームページ作成方法については、過去に詳しく書いてあるので、下の記事を参考にしてほしい。
この記事で作ったサンプルのホームページはこちら。(作業時間は2時間くらい)
Life is colourful. on Strikingly
ホームページ作成サービスを使う場合も、専門知識は全く不要。自分の店や事業に関するテキストや画像を入力していくだけで完成する。デザインも豊富に用意されていて、PCが使えるなら、初心者でも一人で作りあげることができる。
ホームページ作成サービスはたいてい無料から使えるが、無料だとやはり制約が多い(広告が出たり、機能制限がある)ので、ビジネスで使うのであれば少しだけ(月数千円)投資したほうがいいだろう。それでも業者に依頼して作ってもらうより全然コストは安い。
デメリットは、サービスによっては管理画面が重い(動作が遅い)、一流のデザインがない、中規模以上サイトには向かない、などがある。
デメリット :カスタマイズの自由度が低い、動作が重い(サービスによる)
費用(目安):無料~数千円/月(サービス利用料)
HTMLテンプレートを使って自分で作る
コスト | 手間 | 専門知識 | クオリティ | |
---|---|---|---|---|
3.テンプレート | 安い | 面倒 | 要 | △ |
ネット上にはホームページの雛形(テンプレート)が無料で配付されていたり、販売されていたりする。これを使えば、自作もそんなに難しくはない。
ただこの場合は、少し専門知識が必要になる。HTML/CSSの基本を少し勉強しなくてはいけないし、自分でサーバーを用意して、ファイルをアップロードできるくらいの知識と手間は必要だ。
この方法も過去に記事にしているので参考にして欲しい。
この記事で作ったレストランのホームページはこちら。
Life is colourful. on SHIELD(Free Bootstrap 3 Theme)
このサイトはサーバー代も無料(広告は出る)なのでコストゼロである。
HTML/CSSの腕次第でカスタマイズの自由度は変わってくる。デザインも海外サイトまで手を広げ探しだせば、カッコイイものがたくさん出てくる。
デメリット :HTML/CSS知識必要、サーバー自分で用意
費用(目安):無料~数千円/月(サーバー費用)
WordPressを使って自分で作る
コスト | 手間 | 専門知識 | クオリティ | |
---|---|---|---|---|
4.WordPress | 安い | 面倒 | 要 | ◯ |
WordPress(ワードプレス)というプラットフォームを作ってホームページを作る方法もある。WordPressの有料のテーマを使えば、かなり見た目のかっこいいホームページを作ることができる。例えばこんな感じ。
(画像引用元:STORY|ワードプレステーマTCD)
このサンプルはウェディング関連だが、写真を入れ換えるだけで色んな業種に応用できる。もっと詳しく見たい方はコチラに(デモ画面あり)。
TCDでは、この他にも飲食店、士業、ホテル、スパ、ファッションブランドなど各業種向けのデザインテーマが多数用意されている。
WordPressを使えば、自分でコンテンツもページも自由に作ることができ、便利な機能もプラグインで簡単にインストールできる、というのがメリットである。
自分でWebサイトを拡張して、情報を更新していきたい人にWordPressは最適である。全くの素人が使いこなすのは難しいけれど、ネットを使ってビジネスを育てていきたい人は導入を考えてもいいだろう。
デメリット :WordPressの基本操作の知識が必要、微調整するならHTML/CSSも
費用(目安):1万円程度(テーマ購入費用)+数千円/月(サーバー費用)