第4回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で戦前の不安をよそに1次ラウンド突破が決まり、10日の中国戦も快勝した侍ジャパン。2大会ぶりの世界一奪回に向けて大いに盛り上がる中、意外な男から“怪エール”が送られた。元巨人の清原和博氏(49)の覚醒剤事件で一躍脚光を浴びた1996年オリックス日本一メンバーで元メジャーリーガーの野村貴仁氏(48)だ。
――昨年の今頃はまだ清原氏の覚醒剤事件が世間をにぎわせていたが、今のプロ野球界の大注目はWBC。不安視されていた侍ジャパンは2次ラウンド進出を決めたが、どう見ている
野村氏 何とも思ってない。キューバはだらだらした大味な試合は弱いと聞いていたし、オーストラリアなんて勝って当たり前でしょ。台湾はともかく、2次ラウンドで韓国が出てこないのは大きい。それを考えるとまずはいいスタートは切れたというくらい。僕はアメリカとかドミニカとかに勝たないと意味がないと思ってる。これからが勝ったり負けたりで大変になる。侍ジャパンが強いか、単なる寄せ集めのチームなのかどうかはこれから分かる。
――小久保監督の采配にも注目が集まっているが
野村氏 小久保はノーセンスでしょう。指導者の経験がないから。もっと勉強した方がいい。僕は現役の時も打たれてないから、余計にそう思う。小技とかの勉強もしてないでしょう。それなら高知にやってきたマニー・ラミレスをコーチにしたら良かった。向こうのことをよく知ってるだろうし。まあ、選手個々がどう力を発揮するかですよ。そこにかかっている。でも、今回のメンバー選考で不満に思ってることがあるんですよ。
――なんですか
野村氏 FAで阪神に入った糸井が何で選ばれなかったのか。打つことしか考えてない青木より糸井でしょ。糸井ならイチローのカバーだってできますよ。しぶとく広角に打てるし、足がある。次の塁を狙う走塁の判断が何よりいい。個人的にも僕がいたオリックスで弱い中、頑張ってくれたから。何で糸井が…。
――まあまあ(笑い)…。では、今後の侍ジャパンの戦い方に必要なことは
野村氏 力でいってもまず無理。アメリカなんて日本の国土の25倍。それだけすごいヤツはナンボでもいる。小技で点を取ること。一死一、三塁で内野ゴロでも点が取れるとか。走塁にかかっている。4番の筒香でもいい投手なら簡単には打てない。大事なのは走塁の判断ができる選手、それとここ一番に勝負強い選手が出てくること。7、8、9回の得点差が2点リード、あるいは2点ビハインドの状態でいかに打てるヤツが出てくるか。勝ってたらダメ押し、負けてたら逆転。そんな勝負強いヤツが必要になる。一人ではダメ。揃うと強い。
――キーマン的な存在は
野村氏 打つ方は分からんけど、僕は大谷の代役で選ばれた武田に期待したい。最初から選ばれてないのがおかしいくらい一番買っている。向こうの打者にはあのカーブは面白い。通用する。代役が活躍したらチームも盛り上がるでしょ。でも、本人は「何でオレが代わりなんや」という感じでやってくれたらいい。
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