こんにちは。
ほしいひみつ道具は「もしもボックス」のポロロッカです。
なぜなら「もしも僕が全ひみつ道具を持っていたら」と願えば ほしいひみつ道具を1つに絞らなくていいからです。こすいでしょ。ぐへへ。
ドラえもん。
不朽の名作という言葉はこの作品のためにあるんじゃないかってくらい名作です。子どもから大人までに絶大な人気を誇っています。
そんなドラえもんの作中には、子ども向け漫画と言うにはメッセージ性の強い、深い言葉がたくさん出てきます。
時にそれはブロガーとしての自分に言い聞かせる言葉になり、時にそれは人生そのものの価値を高める言葉になります。
今日はそんな「ドラえもんのことば」の中から、超厳選した6つの言葉を紹介したいと思います。
皆さんの心に残ればいいなと思います。
ドラえもんのことば6選
- うん、そのていどの決心なら守りとおせるだろう。
- なやんでるひまに、一つでもやりなよ。
- 未来は過去とちがって変わっていくこともないではないからな。ふとしたはずみで。
- 毎日毎日、無感動、無気力……。およそ子どもらしくない。
- ドラやきがないと、ぼくはもうダメだ〜。
- きみがいじめられたとしたら、どんな気がする。自分がいやなことは人にもするな。
うん、そのていどの決心なら守りとおせるだろう。
出典:てんとう虫コミックス ドラえもん 第16巻「りっぱなパパになるぞ!」より
のび太は、未来の世界で立派な大人になった自分を見て 自分の生き方に対する意識が高まり、決意表明をします。しかしそれはおよそ並大抵の決意と呼べるほどしっかりした決意ではありません。ですがそんなのび太を見て温かい目でドラえもんが発した言葉が、「うん、そのていどの決心なら守りとおせるだろう。」なのです。
ドラえもんは、普段から何もしないのび太を知っているからこそ、それが大した決意でなくても見守っていこうとしています。やれる範囲の決心なら守り通せる確率が非常に高いことをドラえもんは理解しているのです。
この言葉で、変に高い望みではなく、確実にできることを一つでもしようという意思の方が大切なことを教えてくれます。
確かに何事も、いきなり10やろうとしても意欲は持ちませんよね。その結果何もしない(=0)の状態になってしまいます。
それなら、普段から1,2程度のことにコツコツ励んだ方がいいです。
自分の身の丈にあった目標を確実にこなしましょう。
なやんでるひまに、一つでもやりなよ。
出典:てんとう虫コミックス ドラえもんプラス 第2巻 「人間プログラミングほくろ」より
のろまな自分にはとても手に負えない量の仕事があるとわんわん嘆くのび太に対し、とてもクールに忠告したドラえもんが発した言葉です。
これは、僕自身怠惰人間であるので、自分に言い聞かせる意味で心に留めている言葉です。
やらなければいけないことがたくさんある時、つい「どの順番でやろう」「いつやろう」などと邪心が混じり、その挙句「何時何分までは休憩しよう」などという現実逃避に陥ってしまいます。
そんな時はこの言葉を思い出すと、「こんなこと考えてる時間ももったいないな」と思えて、すぐ作業に移れてしまいます。
未来は過去とちがって変わっていくこともないではないからな。ふとしたはずみで。
出典:藤子・F・不二雄大全集 ドラえもん 第4巻 「にっくきあいつ」より
しずかちゃん(漫画ではしずちゃん)と結婚するという未来を確信しているのび太に対してドラえもんが放った言葉。
今の行い次第で未来は十分に変わる可能性を秘めている、という至極当然の理を表したこの言葉。ですがこれを言ったのが「ドラえもん」というところに意味があります。
のび太は未来から来たドラえもんという存在と、ドラえもんが持つたくさんの不思議な道具の存在は絶対だと過信しています。それに対し、ドラえもんはその未来から来た張本人。
そんなドラえもんが言い放ったこの言葉は、ドラえもんが言うからこそ信憑性のある言葉として、のび太の心に、そして読者の心に響くのです。
毎日毎日、無感動、無気力……。およそ子どもらしくない。
出典:てんとう虫コミックス ドラえもん 第36巻 「もりあがれ!ドラマチックガス」より
この言葉自体は、「ドラえもん→のび太」という狭義のベクトルで放たれていますが、現代社会という土俵で見たときに「大人→子ども」という広義のベクトルに置き換えることが可能です。
昔は刺激を受けるにもいくつかの困難や障壁があり、それを超えたからこそ刺激は刺激たる存在でいられました。そしてだからこその感動を得ることができていました。
しかし現代の、情報にまみれ、知り得たいことは手を伸ばせばそこら中に転がっている社会では、子どもはそれらに対し刺激を感じなくなり、感動しなくなっていると思います。
この言葉を現代社会を生きる子どもへの警鐘と捉えると、科学の進歩というのは人間の心を瘦せこけさせてしまったと思ってしまいます。
ドラやきがないと、ぼくはもうダメだ〜。
出典:てんとう虫コミックス ドラえもん 第36巻 「神様ごっこ」より
いつもは冷静なドラえもんも、数日ドラやきを食べなければ取り乱してしまう様子を表した言葉。
皆さんの周りにも、冷静沈着で完璧主義な人がいると思いますし、もしかしたらあなた自身がその人であるかもしれません。そんな人も皆同じ人間。弱いところがあるのは絶対です。
でも、完璧主義だからこそそこを隠してしまう人が多いです。
でも、それは本当にしんどいこと。
そんな人は、自分の弱さをもっと他人にさらけ出しましょう。それがドラえもんにとっては「ドラやきがないこと」だったわけです。
皆さんもいつもの自分のイメージを崩してくれるアイテムを作るといいんじゃないでしょうか?
きみがいじめられたとしたら、どんな気がする。自分がいやなことは人にもするな。
出典:てんとう虫コミックス ドラえもん 第37巻 「ふきかえ糸電話」より
人間にいじめられている子猫になりかわり、いじめようとしている人間に対して放ったドラえもんのこの言葉。
これは僕自身が人生で大切にしている言葉の一つです。
論語の顔淵第十二においても「己の欲せざるところ人に施すことなかれ」という言葉が説かれていますが、言いたいことは同じ。
自分がされたくないことは他人にしちゃダメです。
ちなみにこれの待遇である「自分がしてほしいことは他人にもしろ」という命題も、僕は大好きです。
どうでしたか?
皆さんの心に響く言葉はありましたか?
以上記事で6つの言葉を紹介しましたが、
横山泰行著「ドラえもんのことば」では、これらそれぞれを各章に据えた、全6章・計38個の言葉が収録・解説されています。
より詳しく知りたいという人は是非読んでみてください。
ではでは、初の書評(というかもはやドラえもんの紹介)のようなことをしましたが、やはり改めて、読書は人生を豊かにしてくれるものだと思いました。
……という最後の感想が小学生の読書感想文並になってしまって信憑性が皆無ですが、これはマジですよ。信憑性ならあります。
なぜなら実は、
僕、ドラえもん〜!
どーーーーん。
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