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覇王竜と愉快な仲間たち

作者:やみチョコ
<次元のどっか>

「ついに遊戯王ARCーVも終わりか…」
彼はしみじみした声で呟いた。
彼は遊戯王ARCーVでラスボスを勤めたモンスター、(覇王竜ズァーク)である。彼は主人公の生まれ変わる前の存在の「ズァーク」と、4体の竜を融合させて産まれたモンスターである。その巨大な体と攻撃力、そしてふざけたインチキ効果を使い多くの決闘者を苦しめ、しまいには世界崩壊まで追い込んだ邪悪な存在である。
そんな彼もやっと出番が終わり、このモンスターの精霊世界でゆったりしてる最中だ。
「いやぁ、ラスボスとして登場したはいいんだけど、スタ速やニコニコ動画では「つまらない効果」とか「今までの積み重ねがないから盛り上がらない」とか「はいはい、上代脚本、上代脚本」とか散々だったなぁ…」
「我が言うのもアレだけど、主人公がラスボスちゅーのは結構斬新で新しいアイデアだと思うんやけどなぁ……なにがいけなかったんだろうなぁ…」
彼が考えていると、突然空から3体の竜がこちらに目掛けて降りてきた。
そして、その内の一体の黒の竜が、
「ズァーク様、この度はラスボスの勤めお疲れさまでした。」
と、深くお辞儀をして言った。
彼の名前はダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴン、エクシーズ次元の決闘者ユートが使うドラゴンだ。(ファンの間の呼び名はダリべ)
「あぁ、ありがとうさん。つーかお前の名前どうしてそんなに「・」があるんだよ、名前打ちにくいだろ。」
「それについてはKONAMI様に聞いてください」
「あ、なら止めとくわ。あそこはカード作ってる癖にルールが解らず、お客様相談で回答拒否した糞企業だからな。」
「ズァーク様!それを言ってしまっては存在が消されかねないですよ!?」
「おっとそうだな」
そんな危ない会話が終わると、次は白い竜がやってきた。
「ズァーク様ぁ!ラスボスどうでした!?楽しかったですかぁ!?」
このテンション高い竜はクリアウィング・シンクロ・ドラゴン。シンクロ次元の決闘者、ユーゴが使うドラゴンである。
所々にある緑色の水晶が美しい光を放つ、風属性のドラゴンだ。
決闘者の中では4竜の中で唯一体に玉がないことから、♀なんじゃないかと噂されてる。(なのでこの話の中では♀です)
「いや、楽しい事は楽しいけど、流石に大人数にリンチされるのは心にくるものがあるよ?しかもどっちかと言うと眷竜のお前らの方が楽しんでたろ。特におまえ」
「そう言われても、眷竜の時の記憶あんまりないし…。そんなにはっちゃけてましたか?」
「見るか?ほら、ニコニコ動画で開いてやるから見てみ。」
「どれどれ~♪再生ボタンポチッ!」

「クリアウィングの特殊召喚効果で貴様らのモンスター破壊!戦闘を無効にして破壊!覇王烈気の効果でモンスター全部破壊してその合計のダメージ!」

「権現坂&ジャック「うわぁぁぁぁぁ!!」


「えぇ…これは自分でも引くわ…」
「ほんと誰だよこの効果考えた奴。明らかにぶっ壊れじゃねぇーか」
ワーギャー騒ぐ二人にダークリベリオンが口を開き、二人にこう言った。
「監督小野勝巳」
すると二人は「あっ…(察し)」となにかを知ったらしく静まった。
「まぁ、良いじゃん。出番が多く貰えるだけ。」
その静まった空気を壊したのが、最後の紫色の竜だった。
「あ、そう言えばお前もいたな。スターヴ」
彼の名前はスターヴ・ヴェノム・フュージョン・ドラゴン、融合次元のユーリが使うドラゴンで、不遇の竜である。
「俺なんて本当は最初の融合次元の決闘者との戦いで出るはずなのに、後回しにされたし。初登場でCG貰えないし。なんか他の3体の竜にリンチされるし。初登場で攻撃もせずに退場するし。おじゃまキングとかいうゲテモノ食わされるし。扱いが酷いんだけど……グスン…」
「あー、うん。そうか、辛かったな。泣くのは止めような?泣きたい時は笑えば良いって主人公の遊矢の親父も言ってたぞ?」
「その言い付けを守って成果はありましたか…?」
(うわぁ!こいつめんどくせぇぇぇぇぇ!」
「でも、ほら!効果は4体の中でも強いし、活躍もしたろ!?」
「一番俺の進化体が使われてないし、融合モンスターの癖に手札融合出来ないし…」
(マジでこいつめんどくせぇぇぇぇぇ!すいません次元幽閉さん!こいつを異次元送ってください!)
その後、なんやかんやスターヴをなだめた後、ふとあることにズァークは気がついた。
「そういや、オッドアイズはどうした?」
オッドアイズとは主人公榊遊矢の切り札であるオッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴンである。そんな彼がどうしてこの場にいないか疑問に思ったのである。
「それがですね、彼はまだ出番があるらしくって…」
「今日も初手でペンデュラム召喚されてたねぇー♪」
「あぁー出番があって羨ましい、憎たらしい…」
「そうか、主人公の切り札も大変だな。」
「おっと、私とした事が忘れるとこでした。」
ダークリベリオンが何かを思いだし、バッグの中身を探る。
「あ、これですね。」
彼が取り出したのは、一枚の紙だった。
「ズァーク様、これを」
ダークリベリオンが紙をズァークに手渡す
「えぇーと、何々?遊戯王新ルール…遊戯王のルールが変わるのか。これをわざわざ届けにきたのか」
「はい、新しいルールを知ってもらいたくて。」
「うん?新しくエクストラゾーンが追加され、エクストラデッキから出るモンスターはここに置くと。」
「はい、ですがそのエクストラゾーン……。」


「一個しかないんですよね」


「…………はい?」



一方その頃


「…………あー…………休み欲しい………」

オッドアイズはやつれた目で嘆いた


終わり


新ルールに関しては新規プレイヤーが入りやすくなっていいと思う反面、今までのデッキが弱くなるのが辛いです。

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